Microsoftが8月に、個人向けと法人向けのCopilotを1つのアプリに統合する。The Informationが2日(現地時間)に報じた。
同報道によると、Microsoftのジェイコブ・アンドリュー副社長は、統合方針を盛り込んだ社内メモを従業員に送付した。統合後のアプリには、AIによるコーディング支援機能と、追加料金が必要な新エージェント「Autopilot」が組み込まれるという。
Autopilotは常時稼働し、ユーザーに代わって反復的な業務を自動化する機能とされる。Microsoftはこれに先立ち、Autopilotエージェント「Scout」を先行公開していた。Scoutは、スケジュール管理や受信メールの要約を担う。
一方、統合に合わせて利用の少ない機能も整理する。ユーザーがアップロードしたWebサイトや文書を基にポッドキャストを生成する「Copilot Podcast」は停止する。実験的な機能をまとめた「Copilot Labs」も終了する。
アンドリュー副社長はメモの中で、Copilotは「実際の業務」に焦点を当て、「結果重視」で進化すべきだと強調した。さらに、「顧客の日常の中で必要とされる存在になり、それを守らなければならない」との考えも示した。
Microsoftの株価は年初来で約20%下落した。主要テック7社の中で、最も低いパフォーマンスだ。一部の大口株主は、Copilotの品質が競合製品に及ばないとして保有株を売却した。
Copilotの有料利用者は、1月の1500万人から4月には2000万人に増えた。ただ、ChatGPTの有料利用者が5000万人を超えるのに比べると、なお大きな開きがある。
アンドリュー副社長は「企業向けソフトウェア全般で求められる水準が上がった」と指摘したうえで、「MicrosoftはAIに何ができるかだけでなく、どう使うべきかという答えも示さなければならない」と述べた。