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XRPは価格の軟調地合いが続く一方、オンチェーン指標の改善が鮮明になっている。XRP Ledgerでは新規アドレス数が急増しており、現物ETFへの資金流入も続く中、市場では短期的な反発につながるかに注目が集まっている。

1日、ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、XRP Ledgerでは1日当たり4941件の新規アドレスが追加され、過去14週間で最大の流入となった。

XRPは6月に22%下落した。2025年2月以降で最大の月間調整となる。2025年7月に付けた3.66ドルの高値以降は、安値圏を再び試す展開が続いている。

ただ、ネットワーク関連の指標は異なる動きを示している。Santimentの集計では、XRPに関するSNS上の反応は、弱気1に対して強気が3.7だった。ポジティブとネガティブの比率は直近3カ月で最も高く、市場参加者が足元の下落を買い場とみている可能性を示している。

オンチェーン活動の拡大もこうした見方を裏付ける。XRP Ledgerの1日当たりアクティブアドレス数は直近で36%増加した。一部では大口保有者による売却との見方もあるが、オンチェーンデータからは押し目買いの動きである可能性もうかがえる。新規ウォレットの増加と強気心理の広がりが同時に確認されていることから、市場では1ドル近辺をリスク・リターン面で魅力的な水準と捉え、買い増しに動いているとの見方が出ている。

機関投資家マネーの流れも、XRPには相対的に追い風となっている。XRPの現物ETFは6月30日に283万ドルの純流出となったが、6月中に純流出となったのは日次ベースで2回目にとどまった。月間では5950万ドルの純流入を記録した。

これに対し、同期間のビットコイン現物ETFとイーサリアム現物ETFは、それぞれ45億1000万ドル、5億2900万ドルの純流出となった。ビットコインとイーサリアムの現物ETFが低調な中、資金の一部がXRP関連ファンドに向かっている兆候と受け止められている。

市場の関心は、こうしたオンチェーン指標の改善とETF需要が実際の価格に反映されるかどうかに移っている。XRPは足元で20日指数移動平均線(EMA)の1.10ドル、50日EMAの1.20ドルを下回って推移している。ネットワーク成長とETF需要を背景に上昇圧力が強まれば、まずはこの2水準が主要な上値抵抗線として意識される。これを回復できれば、100日EMAの1.30ドル、200日EMAの1.51ドルが次の上値メドとなる。

一方で、下振れリスクはなお残る。売り圧力が優勢のまま1ドルの支持線を割り込めば、0.80ドルと0.62ドルが次の下値支持線として意識される可能性がある。ただ、オンチェーン指標の改善が直ちにトレンド転換を意味するわけではない。新規アドレス数の増加が実需や継続的な買いにつながるかどうかが、反発の持続性を見極めるうえで重要になる。

XRPが弱気基調を脱するには、ネットワーク活動の増加が一時的な資金流入にとどまらず、出来高を伴って主要な上値抵抗線の回復につながるかが焦点となりそうだ。

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