Cardanoは1日(現地時間)、4%上昇して0.150ドル台を回復した。6月の急落後に主要サポートで下げ止まり、対ビットコインでも底堅さを見せている。市場では、ADA/BTCが目先の節目である20日指数移動平均線(EMA)を上抜けて定着できるかに注目が集まっている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、Cardanoは6月に38%下落した後、0.140ドル近辺の主要サポートで数日間もみ合い、切り返した。ドル建てで持ち直したのに加え、ビットコインに対する相対的な強さも改善しており、市場では今回の反発が単なるテクニカルリバウンドにとどまるのか、それとも一段高の起点になるのかを見極めようとしている。
とりわけ目立つのが、ADA/BTCの強さだ。直近数日、ビットコインが軟調に推移するなかで、Cardanoは相対的に堅調だった。ADA/BTCは3営業日連続で上昇し、月曜日に0.41%、火曜日に1.65%、1日には3.66%上昇した。
暗号資産市場では一般に、ビットコインの値動きがアルトコイン全体のセンチメントを左右する。ビットコインが下落すると主要アルトコインも連れ安となる場面が多い。そのなかでCardanoが対ビットコインで強含んだことは、個別に買いが入っている可能性を示す動きといえる。
もっとも、短期的な上値の壁は明確だ。ADA/BTCは足元で0.00000255BTC付近にあり、20日EMAが目先の抵抗として意識されている。6月上旬にも0.00000325BTC近辺で上値を抑えられた経緯があり、市場では今回20日EMAを明確に上抜けられるか、それとも再び押し戻されるかが次の方向性を左右するとみられている。
20日EMAを上回る推移が続けば、短期的なブレイクアウトのシグナルが強まる可能性がある。一方、この水準で反落すれば、安値切り上げの流れが崩れ、下落基調が再開する恐れもある。上値の目安としては、50日、100日、200日の各EMAがそれぞれ0.00000279BTC、0.00000310BTC、0.00000369BTCに位置しており、上昇が続く場合は順次次の抵抗帯として意識されそうだ。
需給面でも反発に合わせて改善が見られた。0.150ドル台回復後の24時間出来高は前日比60%増の4億7130万ドルに拡大し、市場参加の増加を示した。建玉(オープンインタレスト)も1.43%増の3億7100万ドルだった。ただ、増加幅は限定的で、今回の上昇はデリバティブ主導というより現物市場での押し目買いに支えられた公算が大きい。
CoinGlassの集計でも、現物需給は純流出が優勢だった。直近24時間のCardanoの取引所流出額は2913万ドルで、流入額の2855万ドルを上回った。取引所の外へ移された数量が多かったことを意味する。
当面の焦点は、Cardanoの対ビットコインでの強さが持続するかどうかだ。現物買いと取引所からの純流出が続けば、相対的な底堅さが維持される可能性がある。まずはADA/BTCが20日EMAを上抜け、その水準を維持できるかが最大の注目点となる。