XRP(写真=Shutterstock)

XRPの下落基調が鮮明になっている。6月の下落率は約22%に達し、月間の商品チャネル指数(CCI)は-134.61と6年ぶりの低水準を記録した。7月に入って価格は小幅に持ち直したが、月足ベースのテクニカル指標はなお弱気を示しており、市場では1ドル台の維持と1.20ドルの回復が当面の焦点となっている。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が1日(現地時間)に報じたところによると、XRPは6月の取引を大幅安で終え、月間CCIは-134.61で着地した。

CCIは一般に、-100を下回ると売られ過ぎの目安とされる。7月に入ってXRPは0.61%高の1.04487ドル(約157円)と小幅に反発した一方、CCIは-137.30までさらに低下した。価格は20カ月平均を大きく下回る水準にあり、短期的には売られ過ぎを示唆する局面ともいえる。

この水準は、2020年3月のコロナ禍による急落局面に近い。当時、XRPは0.20ドルを割り込み、CCIは-140.67まで低下した。その後は約1年かけて1.96ドル近辺まで持ち直した経緯がある。

ただ、今回も同じような反発が再現されるとは限らない。2020年の下落が外部ショックによる急落だったのに対し、足元の調整は2025年第4四半期以降、下落チャネルの中で段階的に進んでいるためだ。

テクニカル面では、反発を意識させるシグナルも一部に出ている。シグナル線は-3.69にとどまる一方、CCI本体は-137.30まで低下しており、両線の乖離が大きい。先行きのクロス余地は意識されるが、現時点で明確な交差は確認されていない。売られ過ぎのサインだけでトレンド転換を判断するのは難しく、価格の明確な回復がなお必要となる。

月足の一目均衡表も、弱い地合いを裏付けている。転換線は1.79398ドル(約269円)、基準線は2.02423ドル(約304円)で、いずれも現値を上回る。加えて、転換線は基準線を下回っており、短期の値動きも大きな下落トレンドから脱していないことを示している。

一目均衡表では、XRPは雲の下方で推移している。先行スパンAは1.90910ドル(約286円)、先行スパンBは1.97650ドル(約296円)で、BがAを上回る弱気の雲が形成されている。このため、1.90910~1.97650ドルが主要な上値抵抗帯として意識され、中立局面に戻るにはこのレンジの上抜けが必要になる。

足元で市場が最も注視しているのは1ドルの節目だ。XRPは1.04487ドル(約157円)で推移し、かろうじて1ドルを上回っている。月間ベースで1ドルを割り込んで引けた場合、2024年の上昇初期に支持帯として機能した重要レンジが崩れる可能性がある。その場合の次の下値支持線としては0.87493ドル(約131円)、さらに下では0.66158ドル(約99円)が意識される。

一方、上値のハードルも明確だ。まずは1.20ドル(約180円)の回復が必要で、その後は下落チャネル上限にあたる1.40~1.60ドル(約210~240円)の突破が課題となる。さらに、転換線、雲、基準線を順に上抜く必要があり、戻り局面でも売り圧力が出やすい構図にある。

XRPは指標上では深い売られ過ぎ圏にあるものの、月間トレンドはなお弱気優勢だ。短期反発のシグナルが出ても、1ドルの防衛と主要抵抗線の突破が確認されるまでは、トレンド転換を判断するのは時期尚早といえそうだ。

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