Akamai Technologiesは7月2日、AIファクトリー向けのセキュリティ強化策として、NVIDIAと連携すると発表した。NVIDIA DOCAに対応する「NVIDIA Vera BlueField-4 STX」に「Akamai Guardicore Segmentation」を統合し、AI基盤にゼロトラストを実装する。
両社は今回の連携を通じ、AIファクトリーの基盤層にゼロトラストアーキテクチャを組み込み、企業のデータ、コンテキストメモリ、自律エージェントの保護を支援する考えだ。
Akamaiによると、AIファクトリーの運用者はワークロードベースのセグメンテーションを適用できるほか、エージェントの動作監視や、インフラ層での脅威遮断が可能になる。AIワークロードが依存するGPU、CPU、ストレージの処理サイクルに負荷をかけることなく、高速なアクセラレーテッドコンピューティング環境に見合う形でセキュリティを実装できるとしている。
Akamaiでエンタープライズセキュリティ部門のシニアバイスプレジデントを務めるオーフェル・ウルフ氏は、「フロンティアLLMを悪用した攻撃によって、サイバー脅威の速度と規模は拡大している。AIファクトリーは、侵害の拡大を前提に設計すべき中核資産だ」とコメントした。
その上で同氏は、「あらゆるクロックサイクルが重要となる環境では、従来のホストベースのセキュリティツールは、サーキット上の減速帯のような存在になりかねない。ワークロードベースのセグメンテーションをNVIDIA Vera BlueField-4 STXとDOCAに適用することで、AIワークロードの速度に対応したゼロトラストを実現し、高性能環境全体に脅威が広がる前に遮断できるよう支援する」と述べた。