製造業向けPhysical AIを開発するCarbonSixは7月2日、シリーズAで総額4000万ドル(約60億円)を調達したと発表した。
今回の資金調達はDSC InvestmentとLB Investmentが共同でリードした。参加投資家は、IMM Investment、KDB産業銀行、SV Investmentのほか、米国のCortentiaとA Squaredが名を連ねた。
CarbonSixは、製造現場にすぐ導入できるロボットAI製品と自動化技術を開発している。ツールの利用を通じて高品質な作業データが蓄積し、そのデータを基にモデルを改善して製品価値を高める「データフライホイール」の構築を強みとする。
同社は、ツール利用、データ蓄積、モデル改善、より良いツール提供へとつながる循環によって、製品性能と顧客価値を継続的に高めていると説明した。
経営陣では、ムン・テヨンCEOが産業用AI企業Sualabの創業者で、その後同社をCognexに売却した実績を持つ。ソ・ヒョンジュCTOはMITで博士号を取得したロボットAI分野の専門家。キム・ジェヒョクCHOはイェール大学の博士研究員出身で、ロボットハンドやマニピュレーター設計を専門とする。
ムン・テヨンCEOは「CarbonSixは創業当初から、技術そのもののためではなく、製造現場にそのまま適用でき、顧客の成果につながるロボットAIの開発を目指してきた」とコメントした。
その上で「今回の資金調達は、現場導入と売上を重視してきたCarbonSixの方向性が市場で評価されたことを示すものだ。優秀な人材とインフラへの投資を積極的に進め、世界の製造業におけるPhysical AIへの転換を加速していきたい」と述べた。