写真はイ・グァンヒョン学長。写真=KAIST

KAISTは2日、大田本院のジョン・ヘナーホールで、第17代学長イ・グァンヒョン氏の退任式を開催する。イ氏は再任中、研究・教育改革や起業支援、AI分野の組織整備、国際共同研究の拡大などを進めた。

退任式にはKAIST理事会のほか、学部長や処長、教職員と学生の代表、大学評議会、教授協議会、付属機関の長、地域の主要関係者らが出席する。

イ氏は在任中、「失敗を恐れない挑戦」を掲げた。国内の大学では初めてとなる失敗研究所を設立したほか、質問や討論を中心とする授業の拡大にも取り組んだ。

起業支援では、「1ラボ1起業」のビジョンの下、学生の起業に伴う休学期間の拡大や、教員による起業手続きの簡素化を推進した。2021年から2025年12月までに568社のスタートアップを輩出し、このうち24社が上場した。企業価値の合計は22兆ウォンを超えた。

教育面でも成果が出た。学士課程の志願者数は2021学年度の5687人から2026学年度には1万661人に増え、87.5%の伸びとなった。大学院の外国人志願者も同期間に902人から2205人へ増加し、144.5%伸びた。

研究・教育分野では、国内初となる人工知能大学を設立したほか、工学生物大学院、脳認知科学、デジタル人文社会科学部も新設した。KAIST美術館と人工知能哲学研究センターも立ち上げ、科学技術と人文・芸術の融合基盤を広げた。

財政基盤の強化も進んだ。KAISTの2026年の総予算は1兆6089億ウォンと過去最大の規模となる。イ氏の在任中に集まった発展基金の約定額も、6月25日時点で3296億ウォン(約363億円)に達した。

国際連携では、米ニューヨーク大学、独Merck、台湾Formosa、アラブ首長国連邦のKhalifa Universityなどとの研究協力を拡大した。あわせて、半導体システム工学科、人工知能半導体大学院、量子大学院など、将来の戦略技術分野に対応する組織も新設した。

イ氏は「KAISTが既存の枠を超えて新しい道を切り開き、より大きな夢に向かって進む大学になってほしいと願ってきた」とした上で、「今後も韓国を越え、人類の未来に貢献する大学へ成長することを期待する」と述べる予定だ。

退任式の模様は、KAISTの公式YouTubeチャンネルで生中継する。

一方、KAIST理事会は6月29日の臨時理事会で、第18代学長に機械工学科教授のペ・チュンシク氏を選任した。ペ氏は教育部長官の同意と、副首相兼科学技術情報通信部長官の承認を経て、第18代KAIST学長に正式決定する見通しだ。

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