Circleのジェレミー・アレア最高経営責任者(CEO)は、新たに発表されたステーブルコイン「OUSD」を念頭に、USDCが長年築いてきたネットワークと流動性、規制対応の蓄積が競争力の源泉になるとの見方を示した。あわせて、OUSDが掲げる無料・無制限の発行・償還モデルには持続性の面で疑問を呈した。
Cointelegraphによると、アレア氏は7月1日、Xへの投稿で、USDCが10年にわたって構築してきた統合的なネットワーク、流動性、規制インフラが、新興ステーブルコインに対する構造的な優位性をもたらすと訴えた。
同氏は、ステーブルコインをネットワーク効果が支配的なプラットフォーム型ビジネスと位置付けた。そのうえで、ネットワークの拡大、流動性の確保、規制承認の取得、銀行との関係構築、準備金管理への継続投資が競争力を左右すると説明した。
一方で、OUSDの事業モデルについては懐疑的な見方を示した。発行・償還を恒久的に無料かつ無制限で提供する仕組みが、事業規模の拡大後も持続可能かは不透明だと指摘。さらに、準備金収益のほぼすべてをパートナーに還元する方式は、インフラ投資を損ないかねないとした。
Open Standardは6月30日、OUSDを発表した。同プロジェクトには、Visa、Mastercard、Stripe、Coinbase、BlackRock、Googleなど、決済、銀行、テクノロジー、暗号資産関連の140社超が参加している。OUSDは2026年後半にローンチする予定だ。
著者について