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ビットコインが、2024年の半減期後としては過去最弱クラスの推移にとどまっているとの見方が出ている。価格は6万ドル台を維持しているものの、6月は軟調な値動きが続き、半減期時点で買った投資家も損失圏に入ったとされる。

ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、ビットコインは直近1週間で6%下落した。市場では、半減期後に見られてきた従来の上昇パターンが今回は確認できていない点に注目が集まっている。

ビットコインはこれまで、半減期後に供給減少への期待と需要流入が重なり、強い上昇局面に入るケースが多かった。半減期はおよそ4年ごと、または21万ブロックごとに訪れ、新規発行量が半分になる仕組みだ。市場ではこれを、供給面の引き締まりを通じた強材料として受け止めてきた。

過去のサイクルとの比較では、今回は異例の動きが目立つ。ビットコインの価格パフォーマンスは、半減期当日を起点とした1460日間のリターンで比較されることが多い。

従来のサイクルでは、半減期直後に投機資金の流入と急騰を伴う「過熱」局面が訪れ、その後に大幅調整と横ばいが続く「幻滅」局面を経て、次の半減期を前に下値を固めながら回復する「蓄積」局面へ移る流れが繰り返されてきた。

ただ、足元のサイクルでは、こうした初動の上昇局面がほとんど見られなかった。ビットコインは一定期間レンジ相場を続けた後に下落し、過熱局面を経ずに幻滅局面に入ったような値動きとなっている。

このため市場では、「ビットコイン史上最悪の半減期サイクル」との懸念も広がっている。SNS上でも「これまでで最悪の半減期サイクルだ」とする投稿が拡散している。

とりわけ注目されているのが、2024年の半減期時点で購入した投資家まで損失圏に入った点だ。現在のリターン曲線は基準線を下回っており、半減期当時の買いが含み損に転じていることを示唆している。こうした展開は異例とされる。

前回サイクルとの差も鮮明だ。前回の半減期後サイクルでは、リターンは徐々に鈍化したものの、期間全体ではプラス圏を維持していた。

当時の1460日区間は、2024年4月の基準価格6万3514ドルで終えた。一方、今回のサイクルは序盤から基準線を下回っており、過去のパターンとは異なる推移をたどっている。

市場では、足元の弱さの背景として、マクロ環境と企業関連の不確実性を挙げる声が出ている。マイク・ノボグラツ氏(Galaxy最高経営責任者)は、ビットコイン大量保有企業として知られるStrategyを巡る懸念に加え、利上げ観測への警戒が重荷になっているとの見方を示した。

過去には供給減少だけでも価格上昇が続いたが、今回はマクロ環境に加え、大口保有主体を巡る不安がより強く意識されているという。

今後の焦点は、半減期効果が持ち直すかどうかにある。ビットコインが過去と同様に次の蓄積局面へ移行し、構造的な底固めに向かうのか。それとも、半減期後に上昇しやすいという従来のセオリー自体が弱まった新局面に入るのか。市場はその見極めを迫られている。

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