Nexthのチャン・ヒョングク代表は30日、OneStoreの買収完了を受け、両社の早期統合を進める方針を明らかにした。あわせて、ウェブショップを軸にステーブルコインまで視野に入れた決済プラットフォームの構築構想を示した。
チャン代表は同日、社員向け書簡で「NexthがOneStoreを買収した。実務面の精査を経て、可能な限り早い時期に両社を合併する計画だ」と説明した。その上で、「単一のプロダクトとプラットフォームを手がける企業であり、1社として動くことが戦略にかなう」と述べた。
Nexthは29日、SK Square、Naver、Steel No.1 First、Kraftonが保有するOneStore株2024万7990株の取得について、代金の支払いを完了し、資産の譲渡も終えたと開示した。取得比率はOneStore全体の89.03%、取引額は626億2703万ウォン。
チャン代表は、今回の買収の戦略的な狙いとして、決済プラットフォームの先行確保を挙げた。書簡では「ウェブショップは単なる低価格の迂回手段ではない。ステーブルコインまで含む決済プラットフォームを構築できる新たな機会だ」と指摘。「決済を握る者が勝つ。ストアの中核も決済にあり、決済のために流通基盤を確保した」と強調した。
こうしたプラットフォーム構築の必要性については、AIとWeb3ゲームの拡大を背景に挙げた。「モバイルゲームのコミュニティには以前から未充足の需要があり、AIが生み出す無数のゲームには新たな流通方式が必要になる。Web3を全面的に適用して展開できるグローバルプラットフォームも、まだ担い手が不在だ」との認識を示した。
実行スピードの重要性にも言及した。「どれほどビジョンが『定められた未来』に向かい、戦略的に競争優位なポジションにあっても、最終的にすべてを決めるのは実行だ」とした上で、「AIは実行を驚くべき速度で革新しており、いまや『思考の速度』で実行できる段階に来ている」と述べた。
また、新たなゲーミング生態系への移行を「定められた未来」と位置付け、その中で支配的なプラットフォームを先行確保する考えも示した。「新技術と規制環境の変化が新たなゲーミング生態系を生み出す。その時が来たとき、当社はすでに支配的なプラットフォームの座を先取りしている」とした。
Nexthは今回の買収を機に、OneStoreをグローバルのモバイルゲームとWeb3ゲームを含む「モバイル版Steam」へ転換する構想だ。あわせて、オンチェーンゲームプラットフォームのメインネット「CROSS」を「OneChain」に、ネイティブトークン「CROSS」を「ONE($ONE)」に改称するブランド統一も進める。