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XRPが過去1年で53%超下落したことを受け、足元の価格水準で新規に資金を投じるべきかを巡る議論が再燃している。短期的には持ち直しの動きもみられるが、週次・月次・年初来では下落基調が続いており、ビットコインと比べた相対的な弱さにも注目が集まっている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、27日(現地時間)、SNS上ではXRPの長期的な値動きを踏まえ、投資妙味に疑問を呈する投稿が相次いだ。

発端となったのは、ある投資家の短いコメントだ。「チャートを縮小して見れば、暗号資産に新規投資したい人はXRPを買わないだろう」との投稿とともに、XRPがこの1年で約1.02ドル(約153円)まで下げたチャートが共有された。

直近の下落を押し目買いの好機とみる向きがある一方、長い期間で見れば下落幅の大きさが新規参入のハードルになる、との見方も出ている。

もっとも、XRPは短期ではやや持ち直している。足元では約1.05ドル(約158円)で推移し、24時間ベースでは約2.5%上昇した。

ただ、1週間では8%安、直近1カ月では18%安、年初来では約43%安と下落が続く。足元の反発だけで長期の下落基調が転換したと判断するのは難しい。

XRPへの逆風が強まる中でも、この下げが同銘柄固有の材料だけで説明できるわけではないとの指摘もある。ビットコインも足元で約5万9000ドル(約885万円)で取引されており、1年では約43%下落している。

ビットコインも1週間で5.4%安、直近1カ月で18%安、年初来で34%安となっており、市場全体が調整局面にあることがうかがえる。XRPの下落も、こうした相場全体の流れの中で起きたとの見方だ。

それでも、XRPは複数の期間でビットコインを下回るパフォーマンスにとどまった。相場全体が軟調な局面でも、相対的にはXRP保有者の負担がより重かった可能性がある。

高値圏で購入した投資家には、含み損が大きく膨らんでいる可能性がある。もっとも、実際の損益は取得単価によって異なるため、一律には論じられない。

一方で、現在の水準から新たに投資する場合は、異なる見方もある。約1.05ドル近辺で買い付け、XRPが過去に上値の重さが意識された価格帯まで戻れば、リスク・リターンの構図が変わる可能性があるという。

ただし、このシナリオはXRPの大幅な反発を前提とする。

市場心理はなお慎重だ。弱気相場の継続を見込み、さらなる下落を予想するアナリストが多い一方、XRPの支持層は、暗号資産市場では大幅調整後に強い反発が繰り返されてきたと主張する。

支持層の間では、今後の材料次第でXRPが2ドル、3ドルといった主要な心理的節目を再び試す可能性があるとの見方も出ている。

今回の論点は、短期的な反発そのものよりも、長期の下落幅が新規資金の流入にどう影響するかにある。現時点では、市場全体が調整する中でもXRPの相対的な弱さが目立つ構図が改めて確認された。

今後の値動きは、追加下落への警戒と反発期待の綱引きの中で見極める展開となりそうだ。

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