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XRPは足元の現物相場が重い一方で、デリバティブ市場ではポジションの積み上がりが続いている。先物の建玉は増加し、ファンディング率もマイナスに転じた。市場では0.95ドル近辺の再試しを警戒する見方が出ている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが27日(現地時間)に報じたところによると、XRPの未決済建玉(OI)は前日比1.13%増の23億7000万ドルとなった。

XRPの価格は1.03ドルで、24時間では1.52%上昇した。ただ、直近1週間では8.39%下落し、年初来では43%安となっている。現物が軟調に推移するなかでも、新規のレバレッジポジションが積み上がっている点が注目される。

オプション市場では指標がまちまちだった。オプションの未決済建玉は67%減の2166万ドルに縮小した一方、出来高は16%増の540万ドルだった。先物市場への参加が広がる一方、オプションでは短期売買が増え、既存ポジションは圧縮されている。

建玉の増加基調に対し、価格はここ数カ月、高値・安値ともに切り下げる動きが続いてきた。下落局面でも相場の方向を見込んだポジションが膨らんでいることを示している。

ファンディング率がマイナスに転じた点も目立つ。無期限先物では、ファンディング率のマイナス転換は弱気ポジションの優勢を示すシグナルと受け止められる。アナリストの1人は「反転に向けて力を蓄えている」との見方を示した一方、買い戻しが入るまでは強気転換を見込むのは難しいとの指摘もある。

短期的には0.95ドル近辺の再試しが意識されている。市場参加者の間では、現在の価格水準を下回る流動性をいったん取り込んだ後に方向転換するとの観測が出ている。アリ・マルティネズ氏を含む一部の市場関係者は、XRPが0.95ドル、あるいはそれ以下まで下押しされる可能性を指摘した。

中長期でも、なお下値余地が残るとの見方がある。XRPは2025年7月の高値3.66ドルから約69%下落している。下げ幅は大きいものの、過去の弱気相場と比べればなお小さい。2013〜2014年と2018〜2020年の弱気相場では、それぞれ85〜96%下落した。過去最大の96%下落を今回のサイクルに単純に当てはめれば、価格は0.15ドル前後まで低下し得る計算になる。

もっとも、一部の投資家は1ドル割れのXRPを、次の強気相場を見据えた長期の買い場とみている。

XRP市場は、短期的な下落圧力と反発期待がせめぎ合う局面にある。建玉の増加とファンディング率のマイナス転換は弱気ポジションの偏りを示す一方、相場が逆方向に振れた場合の変動拡大余地も意識されている。

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