Salesforceは、顧客サービス向けAIエージェント「Help Agent」を発表した。AIエージェントが案件を自律的に解決した場合にのみ課金する料金モデルも導入する。
SiliconANGLEが25日(現地時間)に報じた。Help Agentは、SalesforceのAI基盤「Agentforce」をベースにした新サービス。企業がAIエージェントを短期間で構築し、Web、SMS、音声チャネルへ展開できるように設計されている。
社内ナレッジや業務機能、各種コミュニケーションチャネルは数分で接続できるという。ローコードのビルダーを通じて、顧客対応や社内支援向けのエージェントを作成可能で、専門知識がなくてもドラッグ・アンド・ドロップやWeb URLの入力だけで必要なナレッジを取り込み、構成できる。設定画面上でテストすることも可能だ。
構築したエージェントは、電話、チャット、Webで共通利用できる。電話対応では、複雑なオーケストレーションやシステム統合なしに、独自の電話番号を開設できるとしている。標準機能として、顧客からの問い合わせ対応やケース管理に対応するほか、注文管理、予約日程の調整、アカウント管理なども、Agentforceビルダーの設定やコードベースのカスタマイズを通じて連携できる。
Salesforceはカスタマーサービスポータルも刷新した。Help Agentと同ポータルは、7月に正式リリースする予定だ。
料金は、AIエージェントが案件を最初から最後まで自律的に解決した場合にのみ発生する。価格は1件当たり2ドル。企業は、回答プロセスにおける機能呼び出し回数や音声対応時間を個別に算定することなく、解決結果に基づいてコストを算出できる。