分散型金融(DeFi)の総預かり資産(TVL)は年初来で約39%減少し、700億ドル強まで縮小した。市場全体の調整に加え、相次ぐハッキングが重荷となった。
Cointelegraphが24日(現地時間)に報じたところによると、DeFiのTVLは年初時点で約1150億ドルだったが、その後は暗号資産市場の調整とセキュリティ事故の影響を受け、大きく水準を切り下げた。
CryptoRankは、減少の主因として2025年10月に暗号資産市場が高値を付けた後の調整局面を挙げた。ビットコインが12万2000ドルを超えた後、10月10日には市場全体で大規模な清算が発生し、190億ドル超のレバレッジポジションが解消された。これにより、デジタル資産全般でデレバレッジが進んだとしている。
一方で、今回の調整幅は2021〜2022年の弱気相場時ほど大きくない。CryptoRankは、DeFi市場の回復力が過去に比べて高まっているとの見方を示した。
セキュリティ事故も下押し要因となった。今年に入ってDeFi分野では121件のハッキングが発生し、被害総額は約9億4200万ドルに達した。ハッキング自体はTVL減少の最大要因ではないものの、事故の頻発が利用者の信頼を損ない、資金流出圧力を強めたと分析されている。
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