AIエージェント向け検索基盤を開発するCeltsは6月25日、1250万ドル(約19億円)をシードラウンドで調達した。米SiliconANGLEが報じた。調達した資金は、AIエージェントによるWeb上の情報探索を支える検索基盤の拡張に充てる。
今回のラウンドはSpeedinvestとB Capitalが主導した。Italian Founders Fund、Future Back Ventures、Future Present、Ark Investors、Vento Ventures、Mango Capital、2100 Ventures、United Venturesも参加した。
このほか、Google、Hugging Face、Ramp Network出身のエンジェル投資家も出資に加わった。
Celtsは、PerplexityのようなAI回答エンジンそのものではなく、その土台となる検索基盤の構築に注力している。従来の検索は人間の利用を前提に設計されており、長く複雑な検索要求を並列に処理するAIエージェントには適していないという。
CeltsのCEO、アントニオ・マリアは「AIエージェントが必要とする情報の多くは、既存の検索エンジンでは十分に見つけにくい領域にある。本文中の文章や表、画像、スニペットといったページ内の情報が代表例だ」と述べた。
同社は、クローラ、インデックス、検索モデル、ランキングシステムまで、検索スタック全体を自社で構築したとしている。
まずニュース向けのインデックスを整備し、開発開始から8カ月でプラットフォームを立ち上げた。自社の「Dynamic News Search」ベンチマークでは、精度89%、応答速度250ミリ秒未満を記録したという。
もっとも、これらの数値は第三者機関による検証結果ではない。同社はあわせて、1日に数億ページをクロールし、通常は200ミリ秒以内に検索結果を返すとしている。