写真=Alcedis

Samsung Electronicsは6月24日、ドイツのデジタル臨床企業Alcedisと提携し、Galaxy Watchで取得した健康データを臨床研究に活用すると発表した。ウェアラブル機器で得た生体データを、新薬開発に伴う臨床試験の評価に生かす狙いだ。

Alcedisは1992年設立。腫瘍、心臓、神経の各分野で臨床試験を手掛けてきた。現在は、グローバルに展開するヘルスケアAI企業Humaグループの子会社として、臨床研究のデジタル化を進めている。今回の提携を通じ、両社はウェアラブル技術の活用領域を、日常的な健康管理から医療研究へ広げる。

中核となるのは、Galaxy Watchのセンサーで日常生活の中から取得した生体データを、新薬の有効性と安全性を評価する臨床指標に転換する手法の開発だ。データ収集、治験参加者のモニタリング、臨床試験の運営、規制対応まで、臨床研究の全工程で連携する方針としている。

Samsung Electronicsは、ウェアラブル由来の健康データを医療サービスにつなげる「Connected Care」エコシステムの構築も進めている。米国で500超の大規模病院とデジタルヘルスケアソリューションを接続するプラットフォーム企業Xealthを買収し、Galaxy機器の健康データを病院の電子カルテシステムと連携させる計画だ。これにより、予防を軸とした個別化医療の支援を目指す。

Samsung ElectronicsのMX事業部ヘルス開発グループで常務を務めるチェ・ジョンミン氏は、「これまでSamsung Health SDKをはじめとする複数の開発ツールで研究者を支援してきた。今回の協業を通じ、日常のデータが新薬開発研究や患者向けイノベーションにつながるようにしたい」と述べた。

Alcedisのハノ・ヘルトラインCEOは「Samsung Electronicsとの協業は、両社の強みと拡張性の高いインフラを組み合わせることで、研究のスピードを高めるものだ。より患者中心のヘルスケア革新につながる」とコメントした。

キーワード

#Samsung Electronics #Galaxy Watch #Alcedis #臨床研究 #ウェアラブル #生体データ #新薬開発 #Connected Care #Xealth
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.