韓国放送通信委員会は6月25日、企業再生を申請したJTBCの代表者から意見を聴取し、北中米ワールドカップ中継を含む普遍的視聴権の確保と、派遣社員やフリーランスを含む外部制作スタッフの保護を要請したと発表した。再承認審査の時期や手続きについても、今後慎重に検討する方針を示した。
同委員会によると、JTBCは財務上の危機を受け、6月15日に企業再生を申請した。これを受けて同委員会は24日に意見聴取を実施し、経営の現状に加え、今後の放送運営や視聴者保護に向けた対応を確認した。
意見聴取ではまず、国民的関心事の中継に関する普遍的視聴権の確保状況を点検した。JTBCは、FIFAから北中米ワールドカップの全試合について従来通り中継可能との通知を受けていると報告した。これに対し同委員会は、視聴権に支障が生じないよう、責任を持って中継に当たるよう求めた。
また同委員会は、派遣社員やフリーランスなど外部制作スタッフの保護を最優先すべきだと強調した。裁判所による再生手続きの進行や人員運用計画の策定に当たっては、制作従事者の就業の安定が実質的に担保されるよう、責任ある措置を講じるようJTBCに要請した。
さらに同委員会は、企業再生の申請に伴い、JTBCが提出済みの再承認用事業計画について全般的な見直しが避けられないとの認識を示した。再承認審査の時期や手続き、審査上の考慮事項については、内部で綿密に検討する方針だ。
同委員会は、制作従事者の不安定化によって番組制作や編成に支障が生じたり、視聴権が損なわれたりする事態が起きないよう、最善を尽くすようJTBCに改めて求めた。あわせて、視聴者の権益保護は放送法第3条でも基本原則として示されていると説明した。