ビットコインのイメージ写真=Shutterstock

ビットコインが6万1000ドルを下回り、6万500~6万5000ドルの価格帯が短期的な攻防の中心になっている。下値では現物の買い流動性が厚い一方、上値にはショートポジションの清算リスクが積み上がっており、需給の綱引きが次の値動きの焦点となっている。

Cointelegraphは24日(現地時間)、この価格帯では現物の買い需要とデリバティブ市場の清算リスクが重なっており、短期的な方向感を左右する可能性が高まっていると報じた。

ビットコインは6万1000ドルを割り込み、買い流動性が厚いゾーンに入った。6万500~6万1500ドルには、約5億2500万ドル規模の買い注文が積み上がっていた。

板情報では、6万500ドル割れと6万5000ドル近辺に流動性が集中している。短期の値動きは、これらの水準を軸に展開する可能性がある。

チャート面では、週初の上昇を打ち消す下落包み足が出現した。その後は6万3000ドルを下回る水準でのもみ合いが続いた。

時間足では、週初に6万6000ドル近辺で上値を抑えられた後、高値を切り下げる展開となった。相対力指数(RSI)は直近の過熱圏から低下したが、価格はなお6月安値圏の6万500ドルを上回っている。

市場では、下値の流動性を試す動きが出るかどうかに関心が集まっている。トレーダーのレンナルト・スナイダー氏は、ビットコインが小幅に反発しているものの、なお確信は持てず、買いには入っていないと述べた。

同氏は、強い反応を見極める価格水準として6万1500ドルと6万500ドルを挙げた。一方、上値では6万3500ドルと6万4000ドルが流動性を引きつけやすいゾーンだと指摘した。

下値に並んでいた買い注文の一部は、すでに約定した。Veloのデータによると、トレーダーは6万1500~6万500ドルの間に8366BTCの買い流動性を積み上げていた。

ビットコインが6万1000ドルを割り込んだことで、このうち相当部分が執行され、約2億7000万ドル規模の買い注文が発動した。残る注文は流動性クラスターの下限に偏っており、この水準で売り圧力を吸収する動きが続いている。

デリバティブ市場では、まずロングポジションの清算が大きく進んだ。CoinGlassのデータでは、直近1時間で1億2500万ドルを超えるロングが清算された。

6万1500ドル近辺に集中していたレバレッジ・ロングが相当程度整理されたことで、足元の価格帯では下方向の清算圧力がやや和らいだという。

その結果、市場の関心は上値に積み上がったショートポジションに移っている。現物価格の上方にあたる6万3500ドル近辺には、12億ドルを超えるショートポジションが積み上がっている。

6万500~6万1000ドルに残る買い流動性が相場を支えれば、このゾーンでのショート清算が次の変動要因として浮上する可能性がある。

さらに上では、6万5000ドルがより大きな分岐点とみられている。この水準では24億ドル超のショートポジションが清算リスクにさらされている。

こうした需給構造では、ショート清算が追加の買いを呼び込み、価格変動が一気に拡大することもある。ただ、最大の流動性はいまも6万500ドル近辺に集中しており、目先は下値の買い需要が売り圧力をどこまで吸収できるかが焦点になりそうだ。

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