写真=Kage。複数の入力デバイス機能を1枚のマウスパッドに集約した「Kage GhostPad」

タッチ操作に対応したマウスパッド「Kage GhostPad」が公開された。16個のタッチボタンをパッド表面下に組み込み、Stream Deckやマクロパッド、MIDIコントローラー、テンキーの機能を1枚に集約したのが特徴だ。今後はクラウドファンディングを通じて販売する予定という。

米ITメディアのTechRadarが6月23日(現地時間)に報じたところによると、Redditユーザーのcmajmusがこの製品を披露した。

最大の特徴は、ボタンが外側に出ていない点だ。見た目は一般的なマウスパッドに近いが、表面下に設けたタッチ領域を押すと、あらかじめ割り当てた機能を実行できる。各ボタンにはショートカットやマクロ、メディア操作のほか、MIDIノート入力、ゲームパッドのボタン操作、プログラム起動などを設定できる。

設定は、USBでPCに接続したうえでブラウザベースの専用アプリから行う。機能はドラッグ&ドロップで各領域に割り当てられ、反応感度やアイコンも個別に調整できるという。

本体側面には着脱式のLCDモジュールも備える。表示部には有効なモードやショートカット構成、状態情報をリアルタイムで表示する。

GhostPadは、パッド表面を複数のプログラム可能な領域に分けて使う運用にも対応する。作業環境に応じて異なるショートカットセットを用意し、必要に応じて切り替えられるという。

開発者は、デスク上で複数の周辺機器が場所を取ることへの不満が開発のきっかけだったと説明した。「Stream Deckやマクロパッド、MIDIコントローラー、テンキーはどれもスペースを占有する。機能を1つにまとめつつ、視覚的な存在感を抑えた製品を作りたかった」としている。

誤操作の可能性についても言及した。一部ユーザーからは、手が触れたり物を置いたりした際に意図しない入力が発生するのではないかとの指摘が出たが、開発者はキーボードと重なる領域を無効化できると説明。500mLのビールジョッキを置いてもボタンは反応しないとしている。防水設計を採用し、表面カバーは摩耗時やデザイン変更時に交換できる仕様だという。

Redditでの反応はおおむね好意的だった。「なぜ今までなかったのか不思議な製品だ」「とてつもなく格好いい」といった声が上がり、デスク上の機器を減らしたいユーザーを中心に関心を集めている。

GhostPadは今後、クラウドファンディングを通じて発売する予定だ。開発者は数カ月以内に資金調達を始める計画を明らかにしており、公式Webサイトでは事前注文も受け付けている。アーリーバード価格は129ユーロ。

一般的なマウスパッドと比べれば価格は高めだが、Stream Deckやマクロパッド、MIDIコントローラー、テンキーの代替として機能すれば、コストと設置スペースの両面で削減効果が見込める。今後は量産段階で、タッチ精度や誤入力対策、耐久性をどこまで詰められるかが焦点となりそうだ。

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