3銘柄とも反発局面にあるが、トレンド転換を裏付ける材料は限られる。写真=Reve AI

XRP、Dogecoin(DOGE)、Shiba Inu(SHIB)が急落後の反発局面に入っている。ただ、テクニカル指標を見る限り、いずれも本格的なトレンド転換を見込むにはなお早いとの見方が出ている。米ブロックチェーンメディアのU.Todayが23日(現地時間)に伝えた。

XRPは年初来の大幅下落を経て、足元では1.1ドル近辺で下げ止まりを探る展開となっている。直近では主要な支持線とみられていた1.28ドルを割り込み、1.05ドル付近まで下落。その後はいったん買い戻しが入ったものの、戻りは限定的にとどまっている。

市場の目線は、50日移動平均線が位置する1.2ドルを回復できるかに移っている。100日移動平均線は1.28ドル、200日移動平均線は1.35ドルにあり、短期・中期・長期の移動平均線がそろって現在値を上回る構図だ。下落トレンドがなお優勢との認識につながっている。

一方で、弱気一辺倒でもない。急落局面で膨らんだ出来高は平常水準に戻りつつあり、相対力指数(RSI)も売られ過ぎ圏から持ち直した。売り圧力はいくぶん和らいでいるとみられる。

このため、XRPが1.2ドルを明確に回復できれば、次の節目である1.28ドル方向まで戻りを試す余地がある。反対に、1.2ドルを上抜けられなければ、直近安値を再び試す展開も想定される。

Dogecoinも重要な分岐点にある。足元では0.084ドル前後で推移しており、年初に高まった上昇期待を大きく失った一方、心理的な節目とされる0.08ドル近辺は維持している。

2月以降続いていた上昇トレンドラインを下抜けたことで、追加下落への警戒は残る。ただ、押し目買いの動きが完全に失われたわけではないとの分析もある。

もっとも、テクニカル面ではなお弱含みだ。価格は50日、100日、200日の各移動平均線を下回って推移している。目先の上値抵抗は50日線が位置する0.089ドルで、その上では0.098ドル、0.114ドルが主な抵抗帯として意識されている。

市場では、Dogecoinが再び0.1ドル台を回復できるかが焦点となっている。暗号資産コミュニティでは、桁が1つ戻る節目として心理的な意味合いが大きい水準とされる。

3銘柄の中で最も地合いの弱さが目立つのはShiba Inuだ。3月以降続いていた上昇チャネルを直近で下抜けし、数カ月維持されてきた強気の値動きが崩れたとの見方が出ている。価格は0.0000047ドル近辺で、50日移動平均線の0.0000050ドルに加え、100日線の0.0000055ドル、200日線の0.0000057ドルも下回っている。

特に重しとされているのが、直近で形成された上昇ウェッジだ。テクニカル分析では、上昇ウェッジは下落トレンドの中で出現した場合、相場の一段安につながりやすいパターンとされる。Shiba Inuはこのパターンの下限を試す局面にあり、反発局面でも買いを伴った戻りが確認できていないという。

一部では、足元の反発は実需の買いではなく、ショートカバー主導の自律反発にとどまる可能性も指摘されている。市場ではまず、0.000005ドルを回復し、50日移動平均線を再び上抜けられるかが重要なポイントとみられている。これに失敗すれば、直近安値を再度試す可能性が高まるとの見方だ。

総じてみると、XRPとDogecoinには急落後のテクニカルな戻り余地がなお残る一方、いずれも主要な抵抗線を回復できていない。Shiba Inuは重要なトレンドラインの下抜けに加え、出来高の細さも重なり、3銘柄の中で最も下押し圧力を受けやすい局面にあると評価されている。

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