写真=聯合ニュース

韓国株式市場で23日、総合株価指数KOSPIが前営業日比910.71ポイント(9.99%)安の8203.84で取引を終えた。KOSDAQを含めて売りサイドカーが相次いで発動し、有価証券市場では第1段階のサーキットブレーカーも発動。SK hynixやSamsung Electronicsなど主力株が急落し、投資家心理が急速に悪化した。

韓国取引所によると、KOSPIは前営業日比31.01ポイント(0.34%)安の9083.54で始まった後、下げ幅を急速に広げた。

有価証券市場では、個人が8兆5847億ウォン(約9443億円)を買い越した。一方、外国人と機関投資家はそれぞれ4兆1256億ウォン(約4538億円)、4兆5488億ウォン(約5004億円)を売り越し、相場を押し下げた。

KOSDAQも前営業日比76.88ポイント(7.94%)安の891.52で終了した。売買主体別では、外国人と機関投資家がそれぞれ2588億ウォン(約285億円)、1325億ウォン(約146億円)を買い越した一方、個人は3984億ウォン(約438億円)を売り越した。

この日は両市場で市場安定化措置が相次いで発動した。午前11時37分50秒にKOSDAQ市場で売りサイドカーが発動し、午前11時40分44秒には有価証券市場でも売りサイドカーが発動した。

さらに午後2時33分43秒には、KOSPIが前営業日終値比で8%以上下落した状態が1分間続いたため、有価証券市場で第1段階のサーキットブレーカーが発動した。

主力株では半導体関連の下げが目立った。SK hynixは前営業日比36万4000ウォン(12.47%)安の255万5000ウォン(約28万1050円)、Samsung Electronicsは4万3500ウォン(12.31%)安の31万ウォン(約3万4100円)で取引を終えた。

このほか、Samsung Electro-Mechanicsは10.68%安、Hyundai Motorは12.05%安、Samsung C&Tは12.50%安と、時価総額上位銘柄も総じて下落した。

為替市場ではウォン安・ドル高が進んだ。取引終了時点のウォン相場は1ドル=1540.80ウォンと、前営業日比2.30ウォンのウォン安となった。為替の変動に外国人の売りが重なり、株価の下押し圧力が強まったとの見方が出ている。

KOSPIが1日で8%以上下落した局面は、これまでも大きな悪材料と重なるケースが多かった。2000年のITバブル崩壊、2001年の米同時多発テロ、2008年の世界金融危機、2020年の新型コロナウイルス禍に伴う流動性不安、2024年の円キャリートレード解消懸念などが代表例として挙げられる。

証券業界では、今回の急落について、企業業績などのファンダメンタルズ悪化というより、短期的な過熱感と需給要因が重なった調整局面とみる見方も出ている。KOSPIの12カ月先予想営業利益の増加率が高水準を維持する一方、利益見通しの下振れや増加率のピークアウト懸念が相場の変動性を高めたとの分析だ。

Mirae Asset Securitiesのキム・ソクファン研究員は「半導体主導の過熱と銘柄集中への懸念があり、ファンダメンタルズというよりテクニカルな調整圧力が強まったとみている」と述べた。その上で「とりわけ流動性の面では、ショートガンマが上昇局面と下落局面の双方でレバレッジ効果を増幅させた側面がある」と分析した。

年初来のKOSPI市場のサイドカー発動回数は27回となり、2008年の世界金融危機時の26回を上回った。相場の急騰・急落が続くなか、個人投資家はこの日、KRXとNextTrade(NXT)の合算ベースで8兆6000億ウォン(約9460億円)超を買い越し、押し目買いを進めた。

もっとも、外国人と機関投資家の売り圧力は依然として強い。市場では、半導体主力株の需給安定、為替の方向感、外国人売りの強さが、今後の自律反発の可否を左右する主要な変数になるとみられている。

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