画像=Apple

Appleは、次世代AIを前面に打ち出した「iOS 27」の開発者ベータ2を公開した。Apple Intelligenceを基盤にSiriを刷新したほか、写真やSafari、メッセージなど標準アプリ全般でAI機能を拡充した。一般向けの公開ベータは7月、正式版は今秋の提供を予定している。

米ITメディアの9to5Macは22日(現地時間)、これを報じた。今月初めの年次開発者会議「WWDC」後に配信された最初の開発者ベータに続く更新で、正式リリースを前に機能改善や不具合修正を進める位置付けとなる。

開発者ベータ2はテスト版のため、バッテリー消費の増加や一部アプリの互換性問題が生じる可能性があり、導入には注意が必要だ。Apple Developer Programの加入者は、「設定」アプリのソフトウェアアップデートからインストールできる。

今回の中核となるのは、Apple Intelligenceと独自のファウンデーションモデルを土台に刷新したSiriだ。従来の音声コマンド実行にとどまらず、ユーザーごとの文脈理解、画面上の情報認識、より自然で継続的な対話に対応する。

あわせて、ダイナミックアイランドと連動する新たな視覚効果を追加した。複数のデバイスから過去の会話内容を確認できる専用Siriアプリも加えた。

視覚インテリジェンスは、カメラアプリや側面カメラコントロールにも対応範囲を広げた。AIの活用領域は、写真、Safari、パスワード、メール、メッセージ、電話、ショートカット、ホームなどの標準アプリ全般に広がり、検索や自動化の機能を強化したという。

データ処理では、セキュリティ水準に応じてオンデバイス処理とプライベートクラウドコンピューティングを使い分ける方式を採用した。

もっとも、最新のAI機能がすべての端末で使えるわけではない。iOS 27自体はiPhone 11とiPhone SE(第2世代)以降で利用できるが、高度化したSiriなど主要なAI機能には、Apple Intelligence対応の最新ハードウェアが必要になる。

特に、Appleが最上位と位置付けるオンデバイスAIモデルは、iPhone 17 ProやiPhone Airなど一部の最新機種に限って対応する。

AI以外の改良も盛り込んだ。リキッドグラスデザインには透明度調整スライダーを追加し、外観をより細かくカスタマイズできるようにした。

このほか、アプリ起動速度や写真の読み込み性能を改善したほか、省電力モード時のカメラ起動、AirDropの転送速度、Wi-Fiとセルラーネットワークの切り替え安定性も向上させた。

機能追加では、写真アプリのキーワード・星評価管理、カスタムスライドショー作成、メッセージの連続送信、FaceTimeのデュアルキャプチャ、AirPodsのカスタムイコライザー設定に対応した。加えて、紛失端末の復旧オプション強化、Apple Payのカード切り替え操作の改善、AIによる壁紙生成機能も盛り込んだ。

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