韓国科学技術情報通信部は6月23日、24~25日にラオス・ビエンチャンで、ASEAN加盟国とASEAN事務局を対象に「第7回韓国・ASEAN科学技術革新共同委員会」および「韓国・ASEAN科学技術革新(STI)ワークショップ」を開くと発表した。AIの普及やカーボンニュートラル分野を中心に、新たな協力案件を協議する。
会合には、同部のほかASEAN加盟国とASEAN事務局の科学技術担当省庁の高官が出席する。あわせて、科学技術政策研究院(STEPI)、情報通信産業振興院(NIPA)、韓国生産技術研究院(KITECH)、韓国天文研究院(KASI)、国家緑色技術研究所(NIGT)などの関係者12人も参加する。
24日に開く第7回共同委員会では、韓国とASEANの科学技術政策を共有し、既存の協力事業の進捗を確認するとともに、新規協力案件を話し合う。主な新規案件は、NIPAが提案する「韓国・ASEAN AIの導入・普及」と、KITECHによる「ASEANのカーボンニュートラルとクリーンエア実現に向けた科学技術協力」だ。
このうち「韓国・ASEAN AIの導入・普及」は、韓国・ASEAN協力基金を財源とする総額3000万ドル規模の「韓国・ASEANデジタル革新フラッグシップ(KADIF)」の中核事業に位置付けられる。ASEAN地域でのAIサービスの普及と、韓国のAI企業による現地進出の後押しを狙う。
このほか、STEPIの「データ活用インフラ構築」、NIPAの「韓国・ASEAN AI開発・起業コンテスト」、KASIの「東南アジア超長基線電波干渉計観測網(SEAVN)構築協力」など、進行中の協力案件の進捗も確認する。
25日には、韓国・ASEAN科学技術革新(STI)ワークショップを開催する。ASEAN科学技術行動計画「APASTI 2026~2035」に合わせて策定した「韓国・ASEAN履行計画(Work Plan 2025~2027)」に基づき、能力構築、共同研究、研究インフラの3分野で新たな協力事業の発掘を進める。
ワークショップは3つのセッションで構成する。NIGTの炭素削減産業戦略、KITECHのバイオマスエネルギー協力、KASIの電波観測ネットワーク構築などをテーマに、多国間共同研究の推進策を議論する予定だ。
ク・ヒョクチェ第1次官は「単なる交流にとどまらず、科学技術革新を通じてASEANの課題を共に解決する実質的なパートナーシップを強化していく」と述べた。