XRPが次の強気相場でビットコイン(BTC)を大きく上回る可能性があるとの見方が出ている。ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが22日(現地時間)に伝えた。焦点は、XRP/BTCの長期チャートで続く下落三角形の上限抵抗線を突破できるかどうかだ。
足元のXRPは、対BTCでみると軟調な推移が続いている。2025年7月に0.000030680BTCを付けた後は弱含みとなり、2025年8月から2026年5月までの10カ月では、月次ベースで8回下落した。上昇したのは2025年11月の4.06%、2026年5月の1.12%にとどまった。
この間、XRP/BTCは0.00002610BTCから0.000017680BTCまで下落し、下落率は32%に達した。
一方、市場アナリストのジェラル・クイチケル氏は、この弱さが次の上昇局面につながる可能性があるとみている。同氏によると、XRP/BTCは長期の下落三角形の終盤に近い水準にあり、短期的に上方向へブレイクする公算が大きいという。
同氏の見立てでは、XRPが次の強気相場でBTCを上回るかどうかは、このブレイクの成否に大きく左右される。
想定シナリオは、XRP/BTCが現水準から13倍上昇し、0.00022984BTCに到達するというものだ。これは、XRPの対BTCでの過去最高水準を回復する水準にあたる。
同氏は、BTCが6万4000ドルの場合、XRPは14.7ドルに相当すると試算した。さらに、BTCが20万ドルを上回れば、XRPには20倍のリターンも見込めるとの見方を示した。
こうしたチャートの背景には、より長い下落トレンドがある。XRP/BTCの長期下落トレンドラインは、2018年1月に付けた高値0.0002298BTC以降に形成された。
その後、XRPは戻り高値を切り下げる展開が続き、2021年1月には0.000006180BTCまで下落。高値から97%安となった。2020年12月に米証券取引委員会(SEC)がRippleを提訴したことも下落に拍車をかけ、当時のXRPは1カ月で約77%下落した。
その後もXRPは数年にわたり、この長期抵抗線を下回る水準で推移した。転機となったのは、ドナルド・トランプ米大統領の選挙勝利後に始まった2025年11月の上昇局面だ。
当時、XRPは初めて三角形上限の突破を試し、2026年1月には0.00003412BTCまで上昇した。ただ、その後は同水準の抵抗に押し戻され、2025年2月から5月まで4カ月連続で下落した。
その後の反発局面では、2025年7月に3.6ドル、0.00003059BTCまで持ち直したものの、再び失速した。足元では0.00001768BTC前後で推移している。
市場では、これと似た見方も出ている。別のアナリストであるオースティン氏は、次の強気相場でXRPがBTCを500%以上上回る可能性があるとみる。
同氏は、XRP/BTCの週足チャートで下落くさびが形成されているとし、上放れすれば0.0001BTCまで上昇する可能性があると予想した。
今回の見通しのポイントは、XRPそのものの絶対価格ではなく、BTCに対する相対的な強さにある。ここ数カ月のXRPは対BTCで弱含んできたが、アナリストの間では、長期の下落パターンが終盤に差しかかっている点に注目が集まっている。
XRPが長期抵抗線を実際に突破できるのか、それとも再び上値を抑えられるのか。次の強気相場でBTCを上回るパフォーマンスを示せるかどうかは、この一点が最大の焦点になりそうだ。