画像=Gazelle

オランダの自転車ブランドGazelleは、Boschの新型駆動システム「Hub Line」を採用したeバイク「Gazelle Curb」を発表した。45Nmのハブモーターとフレーム内蔵型の360Whバッテリーを組み合わせ、eバイクらしさを抑えたミニマルな外観を打ち出す。

電動車メディアのElectrekが6月22日付で報じた。Gazelleは、Boschが新たに投入したHub Lineベースのeバイクを発売する初の主要ブランドの一つになるという。

Curbは都市部の通勤需要を主なターゲットとする。後輪ハブモーターとバッテリーを車体にすっきりと収めることで、一般的な自転車に近いデザインに仕上げた。

Gazelleは「eバイクに見えないデザイン」を重視しており、今回のモデルもその設計思想を前面に出した。ミニマルな一体設計が評価され、レッド・ドット・デザイン賞を受賞した。

ラインアップは2モデル。Curb C1はGatesのベルトドライブとシングルスピードを採用し、メンテナンス性を高めた。

一方のCurb T9は、ShimanoのCUES 9段変速を搭載。さまざまな路面環境や長距離走行に対応する仕様とした。

Hub Lineは、高性能eバイクで主流となっているミッドドライブ方式とは用途が異なる。最高出力よりも、滑らかな加速、静粛性、車体デザインとの一体感を重視した都市向けの駆動システムと位置付けられる。

装備面では、Shimano MT200の油圧式ディスクブレーキ、Supernovaの一体型ライト、フルフェンダー、フレームロックを標準装備した。

ライト類もミニマルな設計に合わせた。フロントライトはハンドルバーに統合し、リアライトはフェンダー内に収めている。

専用ディスプレイは搭載せず、スマートフォンマウントを採用した。SP ConnectとQuad Lockのシステムに対応する。

航続距離を延ばすオプションとして、Boschの250Whレンジエクステンダー「PowerMore」も追加できる。標準バッテリーはフレーム一体型だ。

価格は2399ユーロ。Gazelleのeバイクは3000~4000ユーロ帯が中心で、上位モデルでは6000ユーロを超えることもあるため、Curbは比較的手に取りやすい価格帯のモデルといえそうだ。

今回の製品は、eバイク市場の潮流変化を映す存在ともいえる。足元では最高出力を競うより、デザインの一体感や維持のしやすさ、日常の移動手段としての使い勝手を重視した製品が広がりつつある。

Gazelle Curbも高出力性能より、都市走行に必要な実用性と洗練された外観を前面に出し、新たなユーザー層の取り込みを狙う。

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