画像=Ripple公式サイト

Rippleが直近30日間に、自社ステーブルコイン「RLUSD」を5億3900万ドル(約809億円)分焼却していたことが分かった。焼却の大半はEthereum上で実施される一方、新規発行はXRP Ledger(XRPL)に偏っており、RLUSDの供給構造に変化が生じている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが22日(現地時間)、オンチェーンデータを基に報じた。それによると、焼却総額の74.8%はEthereumネットワークで行われた。

オンチェーンデータでは、Rippleは5月23日以降、RLUSDの大規模な焼却を続けた。期間中の発行額は4億1070万ドル(約616億円)だったのに対し、焼却額は5億3900万ドルに達し、差し引きで1億2900万ドル(約194億円)超の純減となった。

焼却は6月初旬に集中した。Rippleは6月1日に1億2700万ドル(約191億円)を新規発行した後、6月2日から12日まで9営業日連続で焼却額が発行額を上回った。RLUSDのローンチ以降、こうした焼却超過が続いた期間としては最長という。この間も発行は行われたが、焼却規模がそれを上回り、供給量は純減した。

6月2日から12日までの焼却額は計2億2600万ドル(約339億円)。1日当たりの最大は6月3日の7510万ドル(約113億円)で、同日の純供給変化はマイナス5830万ドル(約87億円)だった。次いで大きかったのは6月4日の6710万ドル(約101億円)だった。

ネットワーク別では、Ethereumでの供給縮小が際立った。直近30日間にEthereumで焼却されたRLUSDは4億370万ドル(約606億円)で、発行額は1億8280万ドル(約274億円)にとどまった。この結果、Ethereum上のRLUSD供給量は2億2090万ドル(約331億円)の純減となった。とりわけ6月3日と4日には、それぞれ7510万ドル(約113億円)、6410万ドル(約96億円)が焼却された。

一方、XRPLでの焼却規模は相対的に小さかった。直近30日間の焼却額は1億3560万ドル(約203億円)。1日当たりの最大は1億1400万ドル(約171億円)で、焼却が確認された日は7日間にとどまり、全体の約25%を占めた。

ただ、新規発行はXRPLに集中した。直近30日間の発行総額4億1070万ドル(約616億円)のうち、2億2790万ドル(約342億円)がXRPLで実施された。RippleがEthereum上のRLUSD供給を抑えつつ、XRPL側での発行を増やしている可能性がある。

こうした供給調整を経て、RLUSDの時価総額は16億3000万ドル(約2445億円)と集計された。このうちXRPL上が7億7600万ドル(約1164億円)で47%を占め、Ethereum上には8億5700万ドル(約1286億円)が残る。両ネットワーク間の供給規模は、徐々に均衡に近づいている。

RLUSDは2024年12月のローンチ以降、規模を急速に拡大してきた。直近1カ月の焼却超過は単なる数量調整にとどまらず、RippleがどのネットワークでRLUSDの流動性を重視しているかを示す動きともいえる。今後は、発行と焼却がどのチェーンで続くのかが、供給構造の変化を占ううえでの焦点となりそうだ。

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