画像=Hyundai Motor

Hyundai Motorは米国市場でEVの販売支援を強化した。IONIQ 5やIONIQ 9などを対象に、最大1万ドル(約150万円)の値引きや72カ月の無金利ローンを打ち出し、税優遇終了後の需要下支えと競争激化への対応を急ぐ。

米EVメディアのElectrekが22日(現地時間)に報じたところによると、Hyundai Motorは今月、米国で主力EVの値引きやリース条件の優遇を拡充した。

最も手厚い優遇策が適用されるのは、3列シートの電動SUV「IONIQ 9」だ。購入時に最大1万ドル相当の値引きを受けるか、72カ月無金利ローンに加えて3000ドル(約45万円)の追加値引きを選べる。

IONIQ 9の価格は約6万ドルからだが、リースでは月369ドルからのプランを設定した。Electrekは、この月額が米国で販売している「Santa Fe」ハイブリッドを下回ると伝えた。

IONIQ 5も販促の対象に加えた。全グレードで約7000ドル相当の優遇策を用意し、72カ月無金利ローンに加えて1000ドルの追加値引きも適用する。

リースでは「IONIQ 5 Standard Range SE」を月259ドルから提供する。米環境保護庁(EPA)基準の航続距離は245マイル(約394キロ)。月269ドルの条件では、最大318マイル(約511キロ)走行可能な2026年型「IONIQ 5 SE」後輪駆動モデルも選べる。

IONIQ 6にも最大7500ドルの値引きと、月239ドルからのリースを設定した。一方で米国ではベースモデルの販売を縮小し、高性能モデル「IONIQ 6 N」を軸にラインアップを再編する計画だという。

背景には、米国でのEV税優遇の終了がある。昨年9月に7500ドル規模の連邦EV税額控除が打ち切られた後、Hyundai Motorは一部モデルで最大1万ドル近い値下げを実施し、競争力の維持を図ってきた。今回の販促策もその延長線上にある。

Hyundai Motorは韓国市場でも別途プロモーションを展開している。金融系列のHyundai Capitalは、IONIQ 5とIONIQ 6で最大7%、KiaのEV6とEV9で最大5%の割引を提供している。

競争環境も厳しさを増している。Hyundai Motorは今月初め、韓国で2027年型IONIQ 5の一部改良モデルを従来より低価格で発売した。新たな競合車としてはTeslaの「Model Y Juniper」が挙がっている。

米国でもRivianの「R2」など新型EVの投入が見込まれている。業界では、Hyundai Motorが性能面だけでなく、価格と金融条件の両面からシェア維持を狙っているとの見方が出ている。

実際、IONIQ 5は今年初め、Kelley Blue Bookの「2026 Best Buy Awards」で最優秀EVに選ばれた。税優遇の終了や新規参入車の増加が続くなか、Hyundai Motorが価格政策で販売成長を維持できるかが注目される。

キーワード

#Hyundai Motor #IONIQ 5 #IONIQ 6 #IONIQ 9 #電気自動車 #米国 #販売促進 #リース
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.