Shiba Inu(写真=Reve AI)

Shiba Inuの代表トークン「SHIB」に、暗号資産の時価総額ランキングで30位圏外へ転落する懸念が強まっている。リード開発者シトシ・クサマのX更新が1カ月超にわたって途絶えるなか、相場下落も重なり、SHIBの順位は29位まで後退した。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが22日に報じたところによると、シトシ・クサマは1カ月以上、X(旧Twitter)で目立った動きを見せていない。

クサマの最後の活動は5月13日で、同僚開発者カル・ダイリヤに言及した投稿だった。コミュニティでは大型アップデートを示唆する動きではないかとの見方も広がったが、その後は新規投稿だけでなく、「いいね」や返信などの反応も確認されていないという。

もっとも、Shiba Inuの古参コミュニティにとって、クサマの長期不在は今回が初めてではない。過去にも数週間から数カ月単位でSNSから離れたことがあり、2025年12月にはShiba Inuエコシステムの強化を目的としたAI関連プロジェクトの検討を理由にXを離れ、2026年1月末に復帰していた。

ただ、今回のように5週間を超えて復帰時期が見通せない状況は、不透明感を強めている。市場関係者の関心は、クサマが現在どの分野に注力しているかに移っている。

クサマはこれまで、自身のSNS不在についてAIプロジェクトと関係していると説明し、Shiba Inu進化の次の段階として位置付けてきた。だが、最近更新された紹介文では、この「R. OS」プロジェクトをShiba Inuとは切り離して運営する方向性が示された。

現在はR. OSアプリケーションの開発に注力しているとされ、投資家の一部からは、クサマが依然としてShiba Inuのリード開発者である以上、SHIBエコシステムよりも別プロジェクトを優先しているのではないかとの見方が出ている。

こうした懸念は、R. OSがSHIB、BONE、LEASH、TREATといったShiba Inuの主要トークンを直接支援する設計ではないと受け止められていることから、さらに広がった。

価格面でもSHIBは軟調だ。ここ数日で0.000005ドルを下回り、足元では0.000004677ドル近辺で推移している。時価総額は27億5000万ドル。

年初来の下落率は32.3%に達した。過去最高値(ATH)の0.00008845ドルと比べると、94.73%低い水準にある。

この結果、SHIBの時価総額順位も不安定さを増している。現在は暗号資産の時価総額ランキングで29位だが、直後にはPayPal USDが27億4000万ドル、Avalancheが27億2000万ドルで続いており、差は小さい。

市場の弱さが続き、開発面での不透明感も解消されなければ、Shiba Inuは上位30銘柄としての地位維持を迫られる可能性がある。

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