Stellar(XLM)で、2026年に入って初めてとなる主要なゴールデンクロスの形成が視野に入ってきた。Binanceによる新規取引ペアの追加や、7月に予定されるネットワーク更新も重なり、相場の先行きに関心が集まっている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが22日付で報じたところによると、日足チャートでは50日移動平均線が200日移動平均線に接近した。市場では、今後数日で50日線が200日線を明確に上抜けるかどうかが焦点となっている。
50日線が200日線を上回れば、ゴールデンクロスが成立する。足元では50日線が上向きを維持しており、市場では強気シグナルへの期待が広がっている。
価格動向もこうした見方を支えている。Stellarは好材料を背景に足元で上昇基調を強め、直近30日では47.3%上昇した。今回ゴールデンクロスが形成されれば、2026年初の事例となる。直前の主要なゴールデンクロスは2025年7月だった。
もっとも、過去にはゴールデンクロス後に調整した例もある。前回は0.52ドル(約78円)まで上昇した後にシグナルが点灯したが、その後数週間は下落に転じた。今回は、5月末に0.297ドル(約45円)まで上昇した後に押し戻されており、上昇トレンドの継続と利益確定売りのどちらが優勢となるかが注目点だ。
短期的には、価格が日足の50日線と200日線を上回って推移できるかが重要になる。この水準を維持できれば、上昇トレンドを保ったまま0.3ドル(約45円)の再試しも視野に入る。一方で、移動平均線を割り込めば、今回のテクニカルシグナルの意味合いは薄れる可能性がある。
需給面では、Binanceによる新規取引ペアの追加も支援材料となる。Binanceは7月23日から、現物市場にXLM/UとXLM/USD1を追加する予定だ。これに合わせて、XLM/UとXLM/USD1を対象にした現物のアルゴ注文向けトレーディングボットも提供する。
ネットワーク更新の予定も控える。Stellarのコードネーム「ジッパー」にあたるプロトコル27は、7月上旬のリリースを予定している。カスタムアカウントの認証委任と、アドレス連動型のSorobanアドレス資格情報を追加する内容で、メインネットのアップグレード投票は7月8日に実施される見通しだ。投票はテストネットのアップグレード後に行われる。
Stellarでは、テクニカル面の節目に加え、取引環境の拡充とプロトコル更新の材料が同時期に重なっている。市場では、ゴールデンクロスが実現するかに加え、そのシグナルが一段高につながるのか、それとも足元の利益確定売りに押されるのかを見極める局面となりそうだ。