メキシコの実業家でGrupo Salinas会長のリカルド・サリナス・プリエゴ氏が、ビットコイン(BTC)を不動産のような長期資産として捉えるべきだとの考えを示した。短期的な値動きに振り回されず、長期の価値保存手段として保有する姿勢が重要だと訴えている。
暗号資産メディア「The Crypto Basic」が22日(現地時間)に報じたところによると、サリナス氏は最近のインタビューで、投資家は日々の価格変動を追うのではなく、BTCを数十年単位で保有する資産として見るべきだと述べた。
同氏は自身の投資哲学について、「蓄積と忍耐」に尽きるとの考えを示した。「家を買った人が毎朝その価格を確認することはない」とした上で、「買った後に持ち続けていれば、時間とともに価値は上がる。数年後に価格が大きく上昇していたと気付く。不動産もビットコインも同じだ」と語った。
また、法定通貨で収入を得るたびに、その一部を消費に回すのではなくBTCの購入に充てる習慣を勧めた。資産を取得した後は日々の値動きに感情的に反応せず、長期的な成長余地に目を向けるべきだとしている。
こうした発言は、足元でBTCの値動きが荒い中で出た。現在のBTCは、昨年10月に付けた過去最高値12万6198ドルから約47%下落し、6万5000ドル台で推移している。先月には8万2000ドルから6万ドル前半まで下落し、短期保有層の不安が強まった。
サリナス氏は、以前からビットコインの代表的な支持者として知られる。法定通貨より優れた価値保存手段だと繰り返し主張しており、自身の投資ポートフォリオに占めるBTCの比率は約70%に達すると明らかにしている。過去には、妻に自宅を売ってBTCを買うよう勧めたことがあるとも語っている。