LG Displayは6月22日、テレビ・モニター向け大型OLEDパネル全製品が、認証機関Intertekの「色/輝度正確度(Perfect Color/Brightness Accuracy up to 500lux)」認証を世界で初めて取得したと発表した。一般的な視聴環境を想定した500ルクス条件下で、色・輝度ともに正確度100%を記録したという。
同認証は、実際の視聴環境に近い条件で、ディスプレイが制作者の意図した色と明るさをどれだけ正確に再現できるかを評価するもの。これまで画質評価では色域や最大輝度といったスペック値が主に用いられてきたが、実使用時の再現性を客観的に測るのは難しい。
IntertekはOLEDおよびLCDを対象に複数のテストパターンを適用し、画面上の特定位置における色と明るさの変化を数値化した。
その結果、LG DisplayのOLEDパネルは、色の正確度100%、輝度の正確度100%に加え、周辺色の干渉がない状態を示す「カラークロストークフリー」も同時に記録した。Intertekによる同一条件の測定では、LCD製品は色・輝度の正確度が100%に達しなかったという。特にRGB LEDバックライトを採用した一部のプレミアムLCDテレビでは、映像の背景色によって被写体の色が歪むカラークロストーク現象が確認された。
LG Displayは、こうした差は発光方式の構造の違いによるものだと説明する。バックライトをゾーン単位で制御するLCDは、光が隣接ゾーンに漏れる構造的な制約がある。一方、OLEDは数百万個の画素がそれぞれ独立して発光するため、光のにじみや色干渉を原理的に抑えられるとしている。
LG Displayで大型事業部長を務めるイ・ヒョヌ氏は、「消費者が重視する『色と明るさ』について、制作者の意図通りに完全かつ正確に再現できることを客観的に示した」とコメントした。その上で、「OLEDだけが実現できるプレミアム画質の価値をグローバル顧客により明確に伝え、市場でのリーダーシップを継続的に強化していく」と述べた。