XRPは1.27〜1.31ドルの主要支持帯を下抜け、同水準が抵抗帯へ転じた。足元では1.13ドル前後で推移しており、市場の次の焦点は1.05ドル、さらに心理的節目である1ドルを維持できるかに移っている。
The Crypto Basicが6月19日に報じたところによると、XRPは週初の反発が続かず、再び1.05ドル近辺の下値を試す展開となっている。
XRPは今月1日、1.27〜1.31ドルを割り込んだ。この価格帯は、2026年2月初旬の急落後から数カ月にわたって下値を支えてきた重要な支持帯だった。
ただ、6月に入ってこの水準を明確に下回ったことで、相場の地合いは悪化した。従来の支持帯が抵抗帯に転じ、戻り売りが出やすい局面に入ったことを意味する。
実際、XRPは週初に1.29ドルまで反発したものの、その後は伸び悩んだ。かつての支持帯だった1.27〜1.31ドルで上値を抑えられたことで、この価格帯が抵抗帯へ転じたことを改めて示した格好だ。
その後は月曜の高値1.29ドルから12%超下落し、足元では1.13ドル前後で取引されている。日足ベースでは3日続落となっており、4日続落も視野に入る。
市場が最も注目している下値の節目は1.05ドルだ。XRPは今月6日、この水準近辺まで下落し、年初来安値を更新した。1.05ドルは心理的節目である1ドルにも近く、相場の分岐点として意識されやすい。
テクニカル面でも1.05ドルの重要性は重なる。ボリンジャーバンド下限は1.05236ドルで、1.05ドルの支持線とほぼ一致する。このため、1.05ドルを明確に割り込めば、下落圧力が一段と強まるとの警戒感が出ている。
トレンド指標も弱気を示している。方向性指数では、買い優勢を示す+DIが20.4まで低下した一方、売り優勢を示す-DIは27.45まで上昇した。さらに、トレンドの強さを示すADXも27.9を付けており、下落トレンドの勢いがなお強いことを示唆している。
XRPが反発局面に戻るには、ADXと-DIがそろって低下し、売りの勢いが和らぐことが条件となる。
仮に1.05ドル、さらに1ドルを割り込めば、次の主要支持帯はさらに下に移る。現時点では、1.618フィボナッチ拡張の0.83ドルが次の重要な下値メドとみられている。
一方、短期的な反発シナリオでは、まず1.143ドルの回復が最初の関門となる。この水準は0.786フィボナッチ・リトレースメントと重なる。
この水準を早期に回復できれば、ボリンジャーバンドの中心線が位置する1.17ドルを再び試す余地が出てくる。その後は0.618フィボナッチ・リトレースメントの1.21ドルを経て、上限ボリンジャーバンドのある1.29ドルまで切り返す展開も想定される。
ただ、反発に成功しても1.27〜1.31ドルの抵抗帯は依然として大きな壁だ。買いの勢いが弱ければ、この水準で再び上昇を抑えられる可能性が高い。
中期的に弱気基調からの転換を確認するには、1.6ドルを上回る水準で強い終値を付ける必要がある。1.6ドルは3月中旬の反発を阻んだ価格帯であり、2月初旬の下落後もXRPが繰り返し回復に失敗してきた重要な抵抗線となっている。