XRPは短期的に反発したものの、テクニカル分析では調整局面がなお続いているとの見方が出ている。下値の目安としては0.98ドル、0.73ドル、最悪で0.48ドル台が意識されており、オンチェーン指標にも弱さが見られる。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは20日(現地時間)、エリオット波動分析をもとに、XRPの調整はまだ完了しておらず、本格反発に先立って一段安となる可能性があると伝えた。
CoinMarketCapによると、XRPは直近24時間で約1%下落し、1.13ドルで取引された。直近1カ月では17%下落し、年初来では37.67%安となっている。足元で反発する場面はあったものの、トレンド転換を判断するのはなお難しい状況だという。
テクニカル面では、下落トレンドラインを離れた後の値動きについて、5波で構成される調整局面の終盤にある可能性が指摘された。XRPは依然として調整構造の中にあり、本格的な戻りに入る前にさらに下値を試す可能性があるという。
下値の節目として示されたのが、フィボナッチ・リトレースメントの水準だ。最初の主要サポートは50%戻しの0.9859ドルで、足元の水準から約13.5%の下落余地がある。売り圧力が続いた場合、61.8%戻しの0.7367ドルまで下落する可能性があり、この場合の下落率は約35.4%となる。
さらに弱気のシナリオでは、78.6%戻しに当たる0.4865ドルが最悪ケースとして挙げられた。現在値から約57.3%低い水準となる。
弱気シグナルは他の指標でも確認されている。XRPは主要サポートとみられていた1.15ドルを下回った後、反発局面でも上値の重さが目立った。直近の戻り高値は1.28ドル、1.25ドル、1.22ドルと切り下がっており、買いが入っても前回より低い水準で再び売りが出る流れが続いている。直近安値は1.12ドルだった。
オンチェーン指標も弱含みだ。Santimentのデータによると、大口投資家は直近5日間で3000万XRP超を売却し、ネットワーク活動は2週間で約50%減少した。
一方、調整が完了した場合の上値目標も示された。最初の反発目標は38.2%戻しの1.7028ドルで、現在値から約49.4%の上昇余地がある。次いで50%戻しの1.9743ドルは約73.2%高、61.8%戻しの2.2890ドルは約100.8%高の水準となる。最も強い上値目標は78.6%戻しの2.8256ドルで、到達すれば現在値比で約148%の上昇となる。
当面の焦点は、調整相場がいつ終了するかにある。現時点では、テクニカル面とオンチェーン指標の双方で下落リスクはなお残っているとの見方が強く、市場では次の上昇局面に入る前に、XRPがもう一段の下押し圧力にさらされる可能性が警戒されている。