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Ethereumが3四半期連続で下落して四半期を終える公算が大きくなっている。足元では1700ドル(約25万5000円)前後で推移しており、時価総額順位も5位に後退した。価格低迷に加え、Ethereum Foundationを巡る人材流出や運営資金への懸念も相場の重しになっている。ブロックチェーンメディアのU.Todayが21日(現地時間)に報じた。

四半期ベースでみると、下落基調は鮮明だ。Ethereumは2025年10~12月期に28.28%下落し、2026年1~3月期も29.26%下げた。今四半期も騰落率は18.29%安となっており、期末までに大幅な反発がなければ、3四半期連続のマイナスとなる可能性が高い。

市場での存在感も後退している。時価総額順位は足元で5位に下がり、過去最高値からの下落率は約65%に達した。

背景には、暗号資産市場全体の低迷に加え、内部要因への警戒がある。組織運営を巡る不透明感やリーダーシップへの不安が重なり、投資家心理の改善を妨げている。

運営資金を巡る懸念も浮上している。トレント・バン・エプスは、Ethereumネットワークが資金面で徐々に圧力を受けており、問題が年内に表面化する可能性があると指摘した。研究者やクライアントチーム、調整グループの維持には年間約3000万ドル(約45億円)が必要になる一方、その資金が安定的に確保されているかは不透明だという。

Ethereum Foundationからの人材流出も続いている。共同事務局長のシャオウェイ・ワンは、約9年在籍した組織を離れると明らかにした。これにより、バスティアン・アウエが事実上、唯一の事務局長として残る形となった。今年に入ってからは、2月の共同事務局長トマシ・スタインチャクの辞任を含め、少なくとも8人の上級開発者・研究者が組織を去ったという。

コミュニティ内の不満もくすぶる。共同創業者のビタリック・ブテリンが新たなSF小説の執筆に注力していることに対し、反発の声が出ているとされる。価格の低迷、組織不安、財政面への懸念が重なるなか、Ethereumを取り巻く投資家心理はなお弱い。

今後の焦点は、四半期末に向けて相場が反発できるかどうか、そして財団運営の安定性を示せるかどうかにある。強気派が大きな戻りを演出できなければ、Ethereumは価格面だけでなく、四半期成績の面でも厳しい局面が続くことになりそうだ。

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