XRPは短期的な値動きが重くなる一方、XRPLでは技術更新が進む。写真=Shutterstock

XRPは時間足チャートでデッドクロスが発生し、短期的な弱気シグナルが意識されている。上値では1.29ドルが抵抗線として意識される一方、下値では1ドル近辺が次の節目となりそうだ。これと並行して、XRPLでは技術更新や検証作業が進み、Rippleの投資動向にも動きが出ている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが21日(現地時間)に報じたところによると、XRPは今週の売り圧力の強まりを受け、50日移動平均線が200日移動平均線を下回った。

このシグナルは、火曜日から金曜日にかけて4営業日続落した後に示現した。価格は一時1.11ドルまで下落した。XRPは6月11日に付けた1.09ドルの安値から持ち直し、6月15日には1.29ドルまで上昇したが、その後は上昇分の一部を失った。

短期的な注目水準は、上値では1.29ドル、下値では1ドル前後だ。XRPは5月中旬以降、日足ベースの50日移動平均線に当たる1.29ドルを繰り返し上抜けられず、この水準が上値抵抗として意識されている。足元では、1.05ドルの支持線と1.29ドルの抵抗線に挟まれたレンジで推移している。

直近24時間では1.24%上昇し、1.14ドルとなった。暗号資産市場全体の地合い改善を受けた反発とみられる。買いが続く場合、XRPが上昇基調を強めるには1.29ドルを明確に突破する必要がある。この水準を上回れば、次の上値めどとして日足ベースの200日移動平均線である1.54ドル、さらに2ドルが意識される。一方、下落圧力が再び強まれば、次の買い支えの焦点は1ドルとなる可能性が高い。

価格動向とは別に、Rippleのエコシステムでは技術面と事業面の動きも続いている。セキュリティ企業のCommon Prefixは、XRPLの貸出プロトコルと単一資産ボルトに関するセキュリティ検証の一環として、RippleXチームと協業すると明らかにした。両社はLean4を用い、貸出プロトコルの中核要素を形式検証する計画だ。

ネットワークのソフトウェア更新も進んだ。今週公開されたxrpld 3.2.0は、コード整理と保守性向上を主眼としたバージョンとなる。2年以上有効化されていた改定案の整理に加え、libxrplのモジュール化も継続した。XLS-0095に基づき、従来の「rippled」から「xrpld」へ名称を変更した。さらに「fixCleanup3_2_0」改定案を追加し、単一資産ボルト、貸出プロトコル、許可型分散型取引所、多目的トークン、許可型ドメインに関わる不具合修正を盛り込んだ。

Rippleは投資面でも、FlutterwaveのシリーズE投資ラウンドに参加したと発表した。狙いは、国際送金分野でのステーブルコイン活用の拡大にあるという。Flutterwaveは今後、Ripple Paymentsに接続し、取引処理にXRP Ledgerのブロックチェーンを活用する予定だ。

こうした動きを踏まえると、XRPの当面の焦点は、1ドル近辺の下値支持を維持できるか、そして1.29ドルの抵抗線を突破できるかにある。同時に、XRPLの貸出プロトコル検証、xrpldの保守更新、Rippleによる決済ネットワーク拡大も進んでおり、価格動向とエコシステムの両面が市場の注目材料となっている。

キーワード

#XRP #Ripple #XRPL #暗号資産 #移動平均線 #デッドクロス #xrpld #ステーブルコイン
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.