写真=Samsung Electronics

Samsung Electronicsは22日、インドの不動産開発会社Central Parkと協業し、グルグラムの高級住宅開発「The Orchard」にHVACソリューションを供給すると発表した。約300世帯向けに約3000台を導入する大型案件で、同社はこれを足がかりにインドの高級住宅市場で空調事業の拡大を図る。

案件の対象となるグルグラムは、ニューデリーの南約30kmに位置する衛星都市で、国内外のIT企業が集まる産業集積地として知られる。夏季には最高気温が45℃を超えることもあり、高効率な空調設備への需要が高い。入居は来年初めから始まる予定だ。

Samsung Electronicsは、1台の室外機で最大64台の室内機を接続できる大型システムエアコンの室外機「DVM S2」と、家庭用室内機「WindFree 1Way天井カセット」を組み合わせて供給する。

「DVM S2」は、高強度フレームの採用により構造安定性を従来比で最大210%高めた。低振動設計も採用しており、マグニチュード9レベルの強震環境でも動作信頼性を確保したとしている。

AI機能も搭載する。運転パターンを学習して冷房の立ち上がりを早める「AI高速冷房」、消費電力を約15%削減する「AIエネルギーセービング」、冷媒漏れをリアルタイムで検知する「AIリアルタイム冷媒漏れ検知」を備える。

「WindFree 1Way天井カセット」は、高さ135mmの薄型設計で空間効率を高めた。PM 1.0フィルターを搭載し、SmartThingsと連携すれば、モバイル端末から各部屋の温度・湿度や空気質を管理できる。

Samsung Electronicsは今回の供給を機に、これまで商業施設中心だったHVAC事業を高級住宅分野へ広げる方針だ。Samsung ElectronicsのDA事業部副社長、イム・ソンテク氏は「Samsung ElectronicsのHVAC分野における技術力と、現地のライフスタイルに合わせたソリューションを通じて、グローバルな高級住宅市場でのリーダーシップをさらに強化していく」と述べた。

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