ベネズエラのP2P市場で、ステーブルコイン「USDT」の対ボリバル相場が過去30日で約16%上昇した。ボリバル流通量の拡大に加え、銀行部門でのドル流動性不足や外貨購入の制限が重なり、BinanceなどのP2PプラットフォームでUSDTを買う動きが広がっている。
USDTの対ボリバル相場は約690ボリバルから、取引時間中に一時800ボリバルを上回る水準まで上昇した。同じ期間にボリバルの流通量は約23.26%増え、年初来では131%以上拡大した。
報道によれば、ボリバルの供給が急増する一方で、銀行部門ではドルの流動性が不足している。これに外貨購入の制限も加わり、企業や個人が資産防衛の手段としてUSDTの購入を進めているという。
現地では、商人が価格の基準を日常的にUSDTに置くケースも増えている。このため、USDTのプレミアム拡大が商品やサービスの価格にも反映されている。
カラカスのラオヤダ、カティア、エルセメンテリオといった主要商業地区では、相場変動に備えて、商人が独自に1ドル=最大1200ボリバルで換算するケースもある。
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