XRP(写真:Shutterstock)

XRPが2024年後半の急騰局面の前と似た値動きを示しているとして、相場再現を見込む強気シナリオが浮上している。ブロックチェーン専門メディアのDecryptが19日(現地時間)に報じた。市場アナリストのトム氏は、現在のチャートが2024年の上昇前パターンとほぼ重なると分析している。

足元のXRPは、2025年後半に始まった下落局面の中で低迷している。2025年7月に付けた高値3.6ドルと比べると、足元の水準は68%安い。6月1日には1.27〜1.31ドルの支持帯を下抜け、その後も戻りは鈍く、1.13ドル近辺で推移している。

トム氏はX(旧Twitter)への投稿で、2024年3月以降の値動きと直近の相場を重ね合わせて提示した。両局面のフラクタルはほぼ一致しているとの見方を示している。

比較対象となる2024年の相場では、XRPは3月中旬の高値0.745ドルから4月に0.42ドルまで下落した。その後はいったん下値を固めたものの、0.40〜0.50ドルのレンジで上値の重い展開が続き、0.38ドルまで下押しした後に反発した。こうした軟調なもみ合いは2024年を通じて続いたが、11月の米大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利すると、0.5ドル台から急騰が始まった。

当時のXRPは、2024年11月16日に1.26ドルまで上昇して約3年ぶりに1ドル台を回復。11月末には1.63ドル、12月3日には2.9ドルまで上げ、2025年1月には3.4ドルに達した。

トム氏は、2026年の値動きもこれと似た経路をたどっているとみている。XRPは2026年1月の2.41ドルから2月初旬に1.1ドルまで下落した後に反発したが、1.6ドル近辺の抵抗線を突破できなかった。2〜5月は1.2〜1.4ドルのレンジで弱含み、6月初旬には再び1.05ドルまで下げた。

同氏は、現在の局面が2024年7月に付けた0.38ドル安値後の反発過程に似ていると指摘する。このパターンが繰り返されれば、XRPはいったん1.4〜1.6ドルまで戻した後、数カ月の横ばいを経て上放れし、7ドルを超える可能性があるという。さらに、その後の調整を挟みつつ8.1ドルまで上昇するシナリオも示した。

また、Xへの別の投稿では、フィボナッチ拡張の1.272倍に基づく目標値として8.42ドルを提示した。現在値から616%の上昇に相当するとしている。

もっとも、過去の値動きがそのまま再現される保証はない。市場環境は2024年当時と異なり、前回の上昇もXRP固有の強さというより、トランプ氏の大統領選勝利が相場を押し上げたとの見方が多い。同様の買い材料が再び現れなければ、同規模のラリー再現は容易ではないとの指摘も出ている。

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