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SpaceXの新規株式公開(IPO)を受け、イーロン・マスク氏だけでなく、初期投資家や主要幹部の資産価値も大きく膨らんでいる。米CNBCは19日(現地時間)、SpaceX株の上昇に伴い、主要株主の保有株評価額が相次いで数十億ドル規模に拡大したと報じた。

マスク氏の保有持ち分の価値は1兆ドルを突破した。SpaceX株は公開価格の135ドルに対し、37%高い185ドルで取引されている。上場初週には時価総額が一時AmazonとMicrosoftを上回り、その後はやや調整したものの、足元では2兆4300億ドル規模となっている。

CNBCがFactSetのデータを基に、保有株評価額が10億ドルを超える株主を集計したところ、投資会社Valor Equity Partnersの持ち分価値が約966億ドルで最大だった。この持ち分の大半は顧客資産だという。

Valor Equity Partnersの創業者アントニオ・グラシアス氏は、SpaceXの取締役を務める。マスク氏とは、ベンチャーキャピタリストのデービッド・サックス氏の紹介で約20年前に知り合った。過去にはTeslaの取締役も務め、昨年はトランプ政権の政府効率化部(DOGE)の活動にも参加した。

PayPal共同創業者のルーク・ノセック氏は、2008年からSpaceXの取締役を務めており、保有株の評価額は63億ドルに上る。ノセック氏は、ピーター・ティール氏とともにFounders FundとGigafundの共同創業者でもある。Googleに買収される前の人工知能企業DeepMindで取締役を務めた経歴も持つ。

SpaceXの初期メンバーで、社長兼最高執行責任者(COO)のグウィン・ショットウェル氏の保有株評価額は24億ドルとされた。ショットウェル氏はIPO当日のCNBCのインタビューで、「マスク氏がビジョンを示し、私はその実現を担うことに集中する」と語った。

SpaceX出身のエンジニア、ネイサン・シルバーネイル氏は、「ショットウェル氏は顧客との会合を自ら主導し、関係を築き、契約をまとめる」と説明。「実際に事業運営を回す存在だ」と評した。

2011年入社の最高財務責任者(CFO)、ブレット・ジョンセン氏の保有株評価額は12億ドルとされる。ジョンセン氏はBroadcomやMindspeed Technologiesなどで半導体業界の経歴を積み、SpaceXでは長期的な財務戦略を統括している。

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