米国の大規模太陽光発電所。写真=Shutterstock

米国の太陽光発電量が、月間ベースで初めて石炭火力を上回った。CleanTechnicaが19日(現地時間)、エネルギー分析機関Emberのデータを基に報じた。

Emberによると、2026年5月の米国の太陽光発電量は45.5TWhと過去最高を記録した。前年同月比では17%増だった。

これにより、太陽光は天然ガス、原子力に次ぐ米国第3の電源となった。電源構成に占める太陽光の比率は、この5年で5.4%から12.8%へ拡大した。一方、石炭は19.7%から12.2%へ低下し、5月の発電量も前年同月比11%減となった。

Emberのシニアデータアナリスト、ニコラス・フルガム氏は「太陽光が初めて石炭を上回ったことは、周辺的な電源から、米国の電力システムで第3の電源へと定着したことを示している。しかも最も成長が速い電源でもある」と述べた。

こうした動きに合わせ、民間資本の流入も加速している。太陽光・蓄電関連企業のOrigis Energyはこのほど、9億ドルの新規資金を調達した。過去3カ月の累計調達額は14億ドルを超えた。

トランプ政権が連邦政府の洋上風力リースを取り消すなど、再生可能エネルギー業界への逆風が強まる中でも、太陽光投資はむしろ拡大しているという。Origis Energyは20GW超の太陽光・蓄電プロジェクトを抱え、トランプ大統領の就任後24カ月で運用規模を4倍に拡大した。

今回の資金調達には、First Citizens Bank、ING Capital、Natixis、Santanderなどのグローバル金融機関が参加した。Origis Energyはこれに先立つ3月、テキサス州の700MWの太陽光案件向けに5億4500万ドル(約818億円)を別途調達した。

季節要因から、下半期には太陽光発電量が再び石炭を下回る可能性がある。ただ、Emberは今後の夏場に、太陽光発電量が再び過去最高を更新する可能性が高いとみている。

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