Dogecoin(DOGE)が長期上昇チャネルの下限圏に接近している。米暗号資産メディアDecryptは18日(現地時間)、市場アナリストのクリス・パックス氏がX(旧Twitter)への投稿で、Dogecoinの「3.5年サイクル」をもとに、次の高値時期を2028年春とする見方を示したと報じた。
パックス氏によると、Dogecoinは10年以上にわたって機能してきた長期上昇チャネルの下限付近で推移している。この水準は、過去の主要な底打ち局面と重なるという。
実際に、2015年と2020年3月には、いずれもチャネル下限近辺で下げ止まった後に大きく上昇したと説明した。
2020年の局面では、2018年1月に0.018ドルでチャネル上限を付けた後、2020年3月に0.00134ドルまで下落して底を打った。当時はいったん下限トレンドラインを下回ったものの、その後は反発に転じたとしている。
足元のDogecoin価格は0.084ドル。同氏は、対数チャートでみると、現在は実質的に底値圏をたどる局面にあると分析した。
もっとも、追加下落の可能性も否定していない。弱気相場が続く場合は、いったんサポートラインを割り込み、その後により強固な底を形成する可能性があるとしている。短期的な下押し圧力は残るものの、長期チャネルの構造自体は維持されているとの見方だ。
一方、同氏は強気相場の反復パターンにも注目する。チャート上では2017年、2021年、2024年に主要な上昇局面があり、いずれも長い調整期間と投資家心理の冷え込みを経て上昇が加速する似た流れをたどったという。
Dogecoinは2021年に0.74ドルの過去最高値を付けた後、3年以上にわたって調整局面が続いた。その後、2024年8月にサポートトレンドラインで反発し、このサイクルの高値として0.484ドルを記録したとしている。
パックス氏は、前回サイクルとの類似性も指摘した。前回は2020年11月から上昇が加速し、2021年初めの数カ月で急騰した。今回も同様の流れが続けば、より強い上昇モメンタムは2026年後半に始まり、2027年を通じて続く可能性があるという。
高値の時期については、3.5年サイクルを根拠に2028年春、具体的には3月前後を想定する。パターンが完全に再現されるとは限らないとしながらも、過去の底値形成から高値到達までの流れには比較的一貫性があるとみている。
価格目標は、上昇チャネル上限への再到達を前提に算出した。Dogecoinは過去の各サイクルで例外なくチャネル上限を試しており、今回も少なくとも同水準を目指せるとの見立てだ。
その場合の目標価格は2.1ドル。現在の0.084ドルと比べると、約2400%の上昇余地に相当する。
もっとも、今回の見通しはあくまでテクニカル分析に基づく長期シナリオだ。分析側も追加下落の可能性やサイクル反復の不確実性に触れており、当面は下限サポートを維持できるかに加え、2026年後半以降に上昇が実際に加速するかが焦点となる。