ドバイを拠点とする高級カスタマイズ製品企業Goldgenieは、暗号資産決済の取扱高が直近6カ月で300%増加したと明らかにした。利用が伸びた銘柄の中では、XRPの存在感が際立っている。
ブロックチェーンメディア『Decrypt』が6月18日(現地時間)に報じた。Goldgenieは2015年から暗号資産決済を受け付けており、現在はXRP、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ステーブルコインに対応している。同社によると、直近6カ月の伸びは暗号資産決済の導入以来、約10年で最も高い水準を記録した。背景には、富裕層を中心とした需要の拡大があるという。
顧客は中東、欧州、英国、北米、アジアに広がる。Goldgenieは、暗号資産決済が急増した要因として、暗号資産への受容拡大、ステーブルコイン利用の急速な広がり、決済インフラの改善を挙げた。
決済手段別では、XRPの利用拡大が目立った。同社は、消費者がより柔軟で効率的な代替決済手段を求める中、XRPを含む暗号資産が高級品取引で担う役割は一段と大きくなるとみている。
同社の決済基盤を通じ、顧客はXRPなどの暗号資産で高額な高級品を購入できる。対象にはカスタム機器、特注の技術案件、プレミアムギフトが含まれる。特に海外の顧客にとっては、従来の越境決済に比べて柔軟性が高く、使いやすい決済手段だとしている。
Goldgenieは、XRPが注目を集める理由として、送金・決済向けに設計されている点を挙げた。送金は数秒で完了し、手数料は1セントを大きく下回る水準だと説明している。こうした特徴を背景に、企業・個人の双方で、小売や商取引におけるXRPの利用が広がっているという。
こうした動きは小売決済にとどまらない。金融機関やフィンテック企業は、リップルの決済ネットワークを通じてXRPベースの技術を越境取引に活用している。Braza Bank、Banco Genial、SBIホールディングス、Azafiは、Ripple Paymentsを導入し、国際送金の簡素化を進めている。
リップルは今週初め、Flutterwaveへの投資を通じてXRP Ledgerの活用領域を広げた。Goldgenieの事例は、暗号資産決済が投資手段の枠を超え、高額商品の取引やグローバル決済インフラへと広がっていることを示している。