XRP Ledgerの日次取引件数が再び200万件を下回り、XRPの反発局面が続くかどうかに不透明感が強まっている。価格は今月初めの下落後に持ち直したものの、オンチェーン活動の回復は鈍く、上値の重さを意識する見方が出ている。
U.Todayは18日(現地時間)、XRP Ledgerの日次取引件数が直近で約174万件まで減少したと報じた。
報道によると、6月に入ってからは処理された取引件数も減少している。取引件数は価格を左右する唯一の指標ではないが、実際のネットワーク利用を示す重要なデータとされる。件数の減少は、トレーダーやアプリケーション、ユーザーによるネットワーク上での活動が以前より弱まっている可能性を示す。
こうした動きは、足元のXRP相場と重なって注目を集めている。XRPは今月初め、数カ月続いたレンジ相場の下限を割り込み、一時1.10ドル近辺まで下落した。その後は反発に転じたが、戻りの勢いは限定的だった。
1.30ドル近辺では、50日移動平均線と100日移動平均線が抵抗帯として意識されている。買いによって価格は一時1.15ドルを上回ったものの、上昇は長続きしなかった。
このため、市場ではオンチェーン活動が相場の反発を十分に裏付けていない点が重荷になっているとの見方が出ている。急落局面では取引件数が増えた一方、価格の回復局面ではネットワーク参加の戻りが同じペースでは進まなかった。U.Todayは、価格が反発したにもかかわらず、実需の拡大を裏付けるシグナルは確認できなかったと指摘した。
今後の焦点は、ネットワーク活動が持ち直すかどうかだ。日次取引件数が再び200万件を上回れば、XRPは1.30〜1.35ドルの抵抗帯を改めて試す可能性がある。この水準を明確に上抜ければ、テクニカル面でも地合いの改善につながる可能性がある。
一方で、新たな材料が乏しい場合は、1.10〜1.30ドルのレンジ相場が続く可能性がある。市場参加者がより強い手掛かりを見極めるまでは、当面はもみ合いが続くとの見方が中心だ。
下値リスクも残る。1.15ドルの支持線を下回り、ネットワーク活動の減少基調が続けば、弱気シナリオが一段と鮮明になる可能性がある。この場合、直近安値を付けた1.05〜1.10ドルの水準を再び試す展開も想定される。
もっとも、日次取引件数が200万件を下回ったこと自体が、直ちに急落を意味するわけではない。ただ、XRPが持続的な上昇基調に移行するために必要な強いネットワーク拡大は、なお確認できていない。今回のデータは、その点を改めて示した格好だ。