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Ethereum Foundationの共同エグゼクティブディレクターを務めていたシャオウェイ・ワン氏が18日、退任を表明した。財団では今年に入り幹部や主要貢献者の流出が相次いでおり、今回の退任もそうした流れの延長線上にあるとみられる。

ブロックチェーンメディアのCointelegraphによると、ワン氏はX(旧Twitter)への投稿で、サバティカル休暇を終えた後、同日付で退任すると明らかにした。今後の予定については、まだ決めていないとしている。

ワン氏は投稿で、「イーサリアムは常に、どの役職よりも大きな意味を持つ」と述べた。

これを受け、イーサリアム共同創業者のビタリック・ブテリン氏は、ワン氏について「今年初めに去ったトマシ・スタンチャクとともに、Ethereum Foundationで最も難しい役割を担ってきた」と言及した。

Ethereum Foundationでは今年、解雇と退職を合わせて約19人の人員流出があったと推定されている。とりわけ上級幹部や主要貢献者の離脱が注目を集めている。財団は競争激化に直面する一方、ガバナンスや長期的な開発戦略を巡る論争、イーサリアムの市場でのパフォーマンスを巡る圧力にもさらされている。

財団の役割を巡る議論も続いている。ブテリン氏は5月、財団がネットワークの広報により積極的に関与すべきだとの批判に一線を画し、財団は「イーサリアムの中心」ではなく、「特定の目的を持つ一つのノード」だと述べた。エコシステム全体を統制する中央組織ではないという従来の原則を、改めて確認した形だ。

こうした方針は、3月に財団が示した改定版の役割規定にも反映された。財団は、イーサリアムのエコシステムにおける自らの役割を改めて示す一方、分散化をより重視する姿勢を打ち出した。最終目標として、財団や現在の中核開発者が将来不在になっても、プロトコルと中核アプリケーション層が安定的に稼働し、発展を続けられる体制の構築が必要だと説明している。

この考え方は、イーサリアムのレイヤー2を巡るブテリン氏の最近の見解とも重なる。ブテリン氏は、レイヤー2の初期構想はもはや十分ではないとし、多くのプロジェクトが意味のある水準の分散化を実現できていないと指摘した。同時に、イーサリアムのメインネット改善が、長期的な拡張性の解決策としてより適してきているとの認識も示した。

市場の関心は、Ethereum Foundationが指導部の空白が生じる中でも従来の分散化原則を維持するのか、それとも運営や戦略面の調整に踏み込むのかに集まっている。人材流出が続くなか、財団の役割をどこまで位置付けるのか、イーサリアムの長期的な開発方針をどう整理するのかが次の焦点となりそうだ。

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