OpenAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が、6月14~15日に予定していた韓国訪問を延期した。次女の出産時期と重なったためで、あわせて日本と欧州への訪問も中止したことが分かった。
業界関係者によると、アルトマンCEOは14~15日に韓国を訪問する予定だったが、日程を見送った。
アルトマンCEO側は訪韓延期に関連し、韓国で進める協業に影響はないとするメールを韓国のパートナー企業に送ったという。OpenAIは12日の公式コメントで、「韓国はOpenAIにとって極めて重要な国であり、戦略的パートナーだ」としたうえで、「韓国のパートナー企業と進めている協力は予定通り継続する」と説明した。一方で、延期の具体的な理由や今後の訪韓時期については明らかにしていない。
当初の予定では、アルトマンCEOは15日にSamsung Electronicsの水原デジタルシティを訪問し、DX部門の社員向け講演「DXインサイトトーク」に登壇する計画だった。あわせて、チョン・ヨンヒョン副会長やノ・テムン社長ら経営陣との面談も予定していた。
同日には、Kakaoの板橋拠点でチョン・シナ代表と協力案を協議し、Naverのチェ・スヨン代表とも別途会談する見通しだった。OpenAIとNaverの間にはこれまで公式な事業上の接点がなく、今回の会談は初の公式対面として注目を集めていた。
この期間中に行われたOpenAIの開発者イベントには、マーク・チェン最高研究責任者ら幹部2人が予定通り参加した。ただ、この間にSamsung Electronicsとの個別会談は行われなかった。
アルトマンCEOは2025年10月の韓国訪問時、Samsung Electronicsのイ・ジェヨン会長、SKグループのチェ・テウォン会長と相次いで会談し、スターゲートプロジェクト向けメモリー供給で協力することで合意していた。今回の訪韓延期を受け、今後の協力に向けた協議日程はまだ決まっていない。