SKTは6月18日、独自AI基盤モデルの技術基盤を紹介するリレーセミナーを開始したと発表した。開発の参考にした先行研究や技術動向を共有し、開発中の「A.X K2」が重視する推論、マルチモーダル、産業展開に関する議論につなげる狙いがある。
第1回セミナーは6月17日、ソウル・乙支路のSKT本社で開催した。ソウル大学数学科学部のソ・インソク教授を招き、「数学AI:もっともらしさと正しさの違い」をテーマに講演を行った。
今回のセミナーは、政府の独自AI基盤モデルプロジェクトに参加するSKTの専門チームが企画したもの。モデル開発の過程で参考にした先行研究や技術動向を共有することを目的とする。ソ教授は、AIが数学の問題を解く仕組みや、大規模言語モデル(LLM)が数学を学習する原理を、数学者の視点から解説した。
セミナーは全3回を予定しており、テーマは「AIはどのように考え、行動し、産業システムに応用されるのか」。各回は、A.X K2の推論能力、マルチモーダル対応、産業展開力に関連する内容で構成する。
今後は、6月23日にソウル大学コンピュータ工学部のユ・ヨンジェ教授がAIの推論手法について、7月1日には電気情報工学部のユン・ソンロ教授がAIモデルのエコシステムについて講演する。セミナーはオンラインでもライブ配信し、視聴申し込みはA.XのLinkedInで受け付ける。
SKTの専門チームは今後、A.X K2が数学問題の解法やコーディングなどのエージェント機能に加え、産業応用に適した性能も確保できるよう、コンソーシアム規模の産学連携を進める方針だ。
SKTで基盤モデルを担当するキム・テユン氏は、「モデル学習に含まれる技術的な背景を分かりやすく伝え、独自基盤モデルに求められる能力を幅広く理解してもらうことが、今回のセミナーの趣旨だ」とコメントした。