韓国の暗号資産市場(写真=Shutterstock)

韓国の暗号資産取引量が前年同期比28%減となり、主要なグローバル市場の中で最大の減少率を記録した。個人投資家の参加は引き続き活発だったものの、資金は暗号資産から国内株式市場へ移りつつある。ブロックチェーンメディアのU.Todayが17日、報じた。

報道によると、韓国は2026年1〜3月期も個人主体の暗号資産取引で世界2位を維持した。一方で、取引額は大きく落ち込んだ。

TRM Labsの集計でも、韓国は米国に次ぐ2位だった。米国の取引規模は2120億ドル(約31兆8000億円)に達した。

ただ、韓国の減少率は世界平均の20%を上回った。

背景には、国内株高を受けた資金シフトがある。個人投資家の資金は、上昇基調が続くAI・半導体関連株に向かっている。

KOSPIは過去1年間で約196%上昇し、主要20カ国で最高のリターンを記録した。これに対し、暗号資産は2025年末の高値以降、総じて伸び悩みが続いた。

値動きの大きさも資金移動を後押しした。直近の取引日には、ビットコインが4.7%上昇したのに対し、SK hynixは6.42%、Samsung Electro-Mechanicsは16.63%上昇した。

これまで韓国の個人投資家を暗号資産市場に引き寄せてきた大きな値動きが、足元では国内の大型テック株でより際立っている。

韓国はこれまで、個人投資家の厚い参加層、技術インフラ、高いボラティリティ志向を背景に、暗号資産取引の中核市場とみなされてきた。業界内では韓国を「流動性のエルドラド」と呼ぶこともあった。

キーワード

#暗号資産 #ビットコイン #KOSPI #AI #半導体 #TRM Labs
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.