Ethereumの累計開発者数が100万人を超えた。写真=Shutterstock

Ethereumエコシステムの累計開発者数が101万2824人となり、100万人を突破した。直近12カ月のアクティブ開発者も約23万2000人に達した。CoinPostが6月16日付で報じた。

このデータについて、Nasdaq上場のSharpLink GamingでCEOを務め、BlackRockでデジタル資産戦略部門を率いた経歴を持つジョセフ・チャロム氏は、Electric Capitalのデータを引用し、「他のブロックチェーンエコシステムでこれほどの規模に達した例はない」と説明した。

同氏はソウルと香港の開発者コミュニティを訪問し、現地開発者の真剣な取り組み姿勢と長期志向を高く評価したという。香港ではEthereum Foundationの支援を受け、アジア初の常設コミュニティスペース「Ethereum Community Hub」も開設された。

次の技術課題として挙がっているのが、2026年を目標とする次期ハードフォーク「グラムスター・ダム」だ。提案者とブロック構築者の役割を分離するePBSと、ブロック単位のアクセスリストBALを導入し、L1の並列実行を可能にすることで、処理性能の大幅な向上を狙う。

ロールアップ間の同期型コンポーザビリティの強化も進める。Linea、Gnosis、ZKSyncとEthereum Foundationは、各ロールアップを独立したネットワークとしてではなく、単一チェーンのように動作させる方向で取り組みを進めている。Ethereumの拡張戦略が分断的だとの批判に応える動きといえる。

Ethereum Foundationは2万1271ETHのステーキングを解除したことも明らかにした。開発者会議ではこのほか、「グラムスター・ダム」の準備状況に加え、ガスリミットの下限を2億とする方針や、プロトコルクラスター責任者3人の交代も公表した。

チャロム氏がEthereumの強みとして最も強調したのは、量子耐性への対応だ。Ethereum Foundationは2026年初めにポスト量子セキュリティチームを設置し、10を超えるクライアントチームがポスト量子相互運用性の検証用devnetを毎週運用している。移行の目標時期は2029年前後としている。

同氏はBlackRockでの経験を踏まえ、数兆ドル規模の資産を運用する機関投資家は最終的に、どのチェーンが最も早く、かつ徹底して備えたかを見極めると指摘した。開発者数、コンポーザビリティ、標準化、流動性、機関投資家の信頼が相互に強化し合う構造こそが、Ethereumの競争力だと述べた。

キーワード

#Ethereum #ブロックチェーン #アクティブ開発者 #ハードフォーク #ロールアップ #量子耐性 #L2 #Ethereum Foundation
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.