XRPが週末に反発し、清算はショートポジションに集中した。直近12時間の清算額268万ドルのうち、94.7%をショート清算が占めた。市場では、1.20ドル台を維持できるかが次の焦点になっている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが15日(現地時間)に報じたところによると、XRP市場では直近12時間の清算額268万ドルのうち、250万ドルがショートポジションの清算だった。
背景には、米国とイランの和平合意を受けた暗号資産市場全体の持ち直しがある。XRPは週末に約5%上昇し、一時1.1872ドルまで上昇。その後いったん押し戻されたものの、下落を見込んでいた投資家のショート清算が膨らんだ。
CoinGlassの集計では、XRPの直近24時間の清算総額は370万ドル。このうちショート清算は254万ドルで、全体の68.6%を占めた。とりわけ直近12時間では、清算がショートに大きく偏った。
清算が最も集中したのは14日22時から23時にかけての時間帯だった。同時間帯のXRPは30分足で陽線が連続し、14日20時から23時30分まで8本連続で上昇。価格は1.1327ドルから1.1873ドルへ4.82%上げた。その後は上値の重さが意識され、1.18ドル近辺でもみ合う展開となった。
市場参加者が注視していたのは1.20ドル近辺だ。CoinGlassの清算ヒートマップによると、価格上方には大規模なショートポジションが集中し、とりわけ1.199ドル付近には約2億8000万ドル規模のポジションが積み上がっていた。XRPは足元で1.23ドル近辺まで上昇してこのゾーンを上抜けており、ショートの買い戻しが上昇圧力を強めた可能性がある。
こうした値動きを受け、市場ではショートスクイーズへの期待も浮上している。ショートスクイーズは、下落を見込んでいた投資家が損失回避のために買い戻しを進め、その動きが相場の上昇をさらに加速させる現象を指す。上方にショートが集中する中でXRPが1.20ドルを突破したことで、短期的な追加買いを見込む見方も出ている。
もっとも、1.20ドル突破がそのままトレンド転換を意味するわけではない。XRPは1.23ドル近辺で推移し短期反発を示しているが、上昇基調を維持するには、突破した1.20ドルを下値支持線として固められるかが重要になる。足元ではロング清算も発生しており、値動きがさらに荒くなる余地は残る。
このため市場の関心は、XRPが1.20ドル台を維持し、上昇の勢いを保てるかに移っている。追加の買いが入り、現在の水準より上で定着すればショートスクイーズ期待が続く可能性がある。一方で再び1.20ドルを割り込めば、今回の反発は短期的な清算主導の上昇にとどまるとの見方もある。