写真=Ripple.com

Rippleのステーブルコイン「RLUSD」が時価総額16億4000万ドルを超え、ステーブルコイン市場で世界9位に浮上した。直近24時間の取引量も72%増加しており、採用拡大と規制対応を強みに存在感を高めている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが15日(現地時間)に報じた。RLUSDが時価総額16億4000万ドルを突破するのは、ローンチから約1年で初めてという。

背景には、暗号資産市場全体の地合い改善がある。主要な暗号資産やステーブルコインがここ数カ月の軟調局面を経て持ち直すなか、RLUSDの売買も活発化した。

DefiLlamaのデータによると、RLUSDの取引量は直近24時間で72%増加した。こうした取引拡大が時価総額の押し上げにつながったとみられる。

資金流入に加え、採用先の広がりも成長を支えている。RLUSDはRippleの提携拡大やサービス強化を背景に、暗号資産エコシステム内で用途を広げている。

特に、決済事業者や、規制対応を重視するブロックチェーン決済の利用者の間で導入が進んでいる。RLUSDは当初からクロスボーダー決済を想定して設計されており、国際展開する機関にとって有力な決済手段として採用が広がっているという。

規制面も成長要因の1つだ。RLUSDはニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の監督下で運営されている。

Rippleは、こうした規制体制がステーブルコイン市場での信頼性向上につながっているとみている。機関投資家や金融機関にとって、規制当局の監督下にあることは安定性を判断する重要な材料であり、約1年での急成長を支えたと説明している。

RLUSDの拡大は、Rippleのエコシステム全体にも波及する可能性がある。決済や送金、機関間決済での利用が広がれば、Rippleが整備してきたブロックチェーン決済インフラの稼働も高まるためだ。

なかでも、XRP LedgerとRippleの決済ネットワークがRLUSDの流通基盤として一段と活用されれば、機関向け事業の拡大にも追い風となりそうだ。

ステーブルコイン市場では、規制順守の有無が競争力を左右する要素として重みを増している。各国でステーブルコインの発行や準備金管理を巡る基準整備が進むなか、規制対応を前面に打ち出すRLUSDが機関投資家に受け入れられるかどうかが、今後の成長を占うポイントになりそうだ。

市場では、RLUSDの拡大が一時的な取引増にとどまるのか、それとも機関決済需要を取り込みながらシェアをさらに伸ばすのかに関心が集まっている。取引量と時価総額を同時に押し上げた今回の局面を受け、Rippleの決済ネットワーク拡張と規制体制が追加採用につながるかが注目される。

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